泉南市M様邸でリビング・和室など床全面をフローリングに張替え！
まずは和室からです。和室の畳をすべて撤去して、「根太（ねだ）」と呼ばれる木材を組んでいきます。
根太とは、床を支えるための横向きの木材で、床板（今回はフローリング）を固定するための重要な下地材です。
一定の間隔でしっかりと根太を組むことで、床に強度が生まれ、歩いたときにたわんだりギシギシ音がするのを防ぎます。
根太を組んだあとは、その上に「合板（ごうはん）」を貼っていきます。
合板とは、薄い木の板を何枚も貼り合わせて作られた板材で、強度があり床の下地としてよく使われます。
根太の上にしっかりと固定することで、たわみにくく安定した床になります。
玄関ホールは、もともとフローリングが施工されていました。
今回はその既存のフローリングの上に、新しいフローリング材を「上張り」する方法を採用しています。上張りとは、既存の床を撤去せず、その上から新しい床材を貼る工法のことです。
床を壊さずに施工できるため、工期が短く、廃材も少なくて済むというメリットがあります。下地の状態がしっかりしていれば、上張りは見た目も美しく、コストを抑えたリフォームが可能なんです。
今回は、床全体に対して「増し締め（ましじめ）」の作業を行いました。
増し締めとは、床の下にある「根太（ねだ）」と呼ばれる下地材に向かって、ビスや釘を打ち直して固定力を高める作業です。
根太は、先ほど和室でも施工したように、床を支えるために一定間隔で組まれている木材のことで、既存のフローリングが施工されている床にも、必ずこの根太が組まれています。
框は種類によって価格に差があり、特に無垢材や一体型の框はコストが高くなりがちです。
今回はコストを抑えつつ、きれいに仕上げるために「リフォーム框」を採用しました。
リフォーム框の下に下地材をかませて高さを調整し、安定感のある仕上がりになるよう丁寧に施工しています。
リフォーム框・・・リフォーム工事で既存の床の上から手軽に取り付けられるように設計された框で、通常の框よりも軽量で中が空洞になっていることが多いです。このため、工事の際に床の高さに合わせやすく、施工も比較的簡単で工期短縮につながります。また、価格が抑えられる場合が多いので、コストを抑えたいリフォームに向いています。
まずはクッションフロアを丁寧に剥がし、こちらも床鳴りやたわみを防ぐために、既存の下地（根太）に「増し締め（ましじめ）」を行いました。
実がしっかり噛み合った状態を保ちながら、「フロアタッカー」でステープル（＝ホチキスの芯のような形をした釘）を打ち込み、床材を固定していきます。
ステープルは、前面に特殊な接着剤がついているため、打ち込んだ瞬間に熱や摩擦で接着され、より強力に固定される仕組みになっています
養生とは、工事中に仕上がった場所を保護するために、シートや板などで覆う作業のことです。せっかくきれいに仕上がった床を最後まできれいな状態で保つために、とても大切な作業です。
和室も玄関ホールやリビングと同様に、フローリングの施工を行いました。こちらも施工が終わったあとは、細かいホコリや木くずを掃除機で丁寧に取り除いて、最後に床全体に養生シートをかけて保護します。
新しい床で快適に過ごしていただける日が楽しみです。
