泉南市M様邸で昔ながらのタイル張りのお風呂をユニットバスへ
みなさま、こんにちは☆
やまなか工務店です(^^)/
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
前回は、泉南市M様邸の解体工事の様子をお伝えしましたが、いよいよ今回から本格的に工事がスタートします！
1階全面リフォームという大規模な工事のため、順を追って内容ごとにブログでご紹介していく予定です。
今回は、水まわりの中でも特にご要望の多い「お風呂」の工事の様子をお届けします。
壁を取り払い、浴室・脱衣所ともに以前より広く設計し、新しいユニットバスを設置する工事です。
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工事前のM様邸のお風呂🛀の写真です。左から洗濯機置き場（土間）・お風呂・脱衣所と、3つの空間が壁で仕切られ、それぞれ独立していた為、動線が悪く、使いづらかったそうです。今回はこの動線を改善するため、
両側の壁2枚を撤去し、空間をつなげ、ユニットバスと脱衣所兼洗濯機置き場として、広くて使いやすい水まわりへと生まれ変わります(^^)/解体の様子は下記のブログでご覧ください！！
【泉南市M様邸の解体工事】のブログはこちらから➡
泉南市で木造住宅1階全面リフォームの解体工事が始まりました！
前回のブログでお風呂🛀解体の様子はご覧いただけましたか？
お風呂と、両側の壁の解体が終わり、まずは
換気扇のダクトと電気配線の設置を行います。
昔ながらのお風呂には換気扇が付いていないことが多く、M様邸も設置されていませんでした。今回は新たにダクト式の換気扇を設置し、
湿気対策と快適性をしっかり確保していきます。
昔のタイル張りのお風呂 🛀と ユニットバス の湿気・通気性を比較してみました！！
| タイル張りの浴室（在来工法） | ユニットバス |
| 湿気のこもりやすさ | ◎通気性は「良くない」 → 換気扇がない or 弱い、隙間が多く湿気が壁裏に入りやすい | ◎密閉性が高く換気計画がしっかりしていて、湿気がこもりにくい |
| カビの発生しやすさ | 壁や床の目地・裏側に水が入りやすく、カビ・腐食の原因になる | 水がしみ込まない構造の為、カビの原因が少ない |
| 気密・断熱性能 | 昔のものは断熱材がなく、冷えやすい／暖まりにくい | 現代のユニットバスは断熱構造で湿度差も軽減しやすい |
| メンテナンス性 | 水が入ると構造体（木部）が腐りやすく、修理も大がかりに | 構造体に水が触れにくく、メンテナンスが簡単 |
お風呂🛀と洗濯機の排水は、
同じ排水管に接続し、1本のルートで下水へ流れるように設計しています。排水がスムーズに流れるよう、
配管にはしっかりと勾配をつけて施工しています。
ユニットバスの土台となるコンクリートを打設する前に、まず
砕石を敷き詰めてしっかりと
転圧を行います。
砕石（さいせき）・・・大きな石を細かく砕いたもののこと。コンクリートの下地として地面に敷き詰めるのが一般的。
転圧（てんあつ）・・・砕石を専用の機械でしっかり押し固める作業のこと。地盤が締まって強くなり、後から沈んだり、コンクリートが割れたりするのを防ぐことができる。
砕石した上に
防湿シートと
ワイヤーメッシュを設置し、
コンクリートを打設していきます。
防湿シートは
地面から上がってくる湿気を遮断し、室内の湿気対策に効果があります。
その上に敷くワイヤーメッシュ（金属の格子状の鉄筋）は、
コンクリートの強度を高め、ひび割れを防ぐために欠かせない資材です。
モルタルは、
セメント、砂利、水を適切な割合で混ぜ合わせて作ります。この機械を使うことで均一にしっかり混ざり、作業効率もぐっと上がります。均質なモルタルを使うことが、
強度や仕上がりの良さにつながります。
この位置に、
お風呂🛀と脱衣所の間の壁を作ります。土間コンクリートが乾いたので、これから壁の基礎を作っていきます。
まず
気密パッキンを施工します。気密パッキンは、
木材とコンクリートの間に挟む部材で、湿気や外気の侵入を防ぎ、木材の腐食や劣化を抑える役割があります。
気密パッキンの上に土台となる木材を、
アンカーボルトでしっかり固定します。アンカーボルトで固定することで、木材が土間コンクリートにしっかり固定され、耐震性や耐久性が向上します。
アンカーボルト・・・コンクリートに木材や金物をしっかりと固定するための金具。コンクリート打ち込む際に使い、地震などで建物が動いた際にも構造部材がずれたり浮いたりしないように支える重要な部材で、住宅の基礎と土台をつなぐ場面などでよく使われる。
これは
防腐剤を塗布している様子です。土台となる木材は床に近く湿気の影響を受けやすいため、防腐処理を行うことで
腐食やシロアリ🐜被害を防ぎます。
土台の設置が終わったら、次は
間柱（まばしら）を建てていきます。もともと3つの空間に分かれていた為、壁2枚撤去し、空間を再構成しています。お風呂と脱衣所を新たに作るため、空間の中央に壁を設けて、仕切っていきます。
間柱・・・間柱は、柱と柱の間に立てられる細めの縦材で、壁を作るための下地となる部材。建物の骨組みの一部で、石膏ボードや合板などを取り付けて壁を仕上げる際に使われる。
お風呂🛀まわりの
給水・
給湯・
追い炊き配管を設置している様子です。
青い管が水、
赤い管がお湯、
グレーの管が追い炊き用で、それぞれの配水管を繋ぎました。
いよいよユニットバスの設置に入ります。ユニットバス設置の流れをご紹介します。
①洗い場（床）の設置
まずは防水処理された洗い場（床）を設置し、水平や位置をしっかり調整します。
②浴槽の設置
床の上に浴槽を据え付けます。先ほど設置した給排水配管とも接続していきます。
③金属の枠（躯体フレーム）の組み立て
壁パネルや天井を支えるためのアルミなどのフレームを組み立てます。
④壁パネルの取り付け
金属枠に壁パネルを固定していきます。コーナー部分や継ぎ目はしっかり密閉します。
⑤天井・ドア・照明・鏡・カウンター・水栓などの取り付け
最後に天井パネル、照明器具、ドア、鏡や棚、シャワー、水栓などの設備を設置して完了です。
お風呂🛀の扉が取り付けられたました。扉の設置によって、いよいよお風呂らしい雰囲気になってきましたね。また、元々あった間柱を移動したことで、脱衣所の空間が広がっているのもわかります。脱衣室の扉枠も付き完成のイメージが出来てきましたね♪限られたスペースを有効に使い、使い勝手の良い間取りに仕上がってきました。今まで土間にあった洗濯機も広くなった脱衣所に設置する予定です。
次回は、「お風呂の窓を小さくした工事」の様子をご紹介します。ぜひご覧ください！
全面リフォームの事ならやまなか工務店にお任せください！！
