泉南市トイレリフォーム工事｜床・壁・天井クロス張り替えで快適に
こちらがリフォーム前のM様邸のトイレ🚽です。壁の下半分はタイル、上半分は土壁という昔ながらの仕様でした。土壁とは、土や砂を水で練って作った自然素材の壁材で、昔の住宅によく使われていましたが、現在では湿気やカビの問題、お手入れの難しさから敬遠されがちです💦タイル壁は水に強く清潔感がありますが、目地（タイルとタイルの間の継ぎ目部分）にカビや汚れが溜まりやすいというデメリットがあります。
便器🚽については、数か月前に簡易水栓（くみ取り式トイレ）から水洗式に変更されたばかりでしたので、そのまま再利用することになりました。
まず便器🚽を仮撤去して作業スペースを確保し、土壁の上に間柱（まばしら）を取り付ける作業を行います。土壁の上に直接クロス（壁紙）を貼ることはできないため、このように木製の下地を作ることで、しっかりとした壁面を作っていきます。
間柱・・・建物の構造を支える柱と柱の間に入れる補助的な木材のこと。壁材を固定するための下地として使用。
間柱の施工が完了したら、石膏ボードを張っていきます。石膏ボードとは、石膏という材料を紙で挟んだ板のことで、壁紙を貼る前の下地として使われる建材です。間柱にこの石膏ボードをネジでしっかりと取り付けることで、デコボコのない真っ平らな壁面を作ることができます。この石膏ボードの上にクロス（壁紙）を貼ることで、美しい仕上がりになるだけでなく、防火性や遮音性も向上します。
リフォーム相談の際、M様から「トイレの床が傾いているような気がするんです💦」とのご相談をいただき、水平器で測定してみました。実際に測ってみると、なんと1センチほどの傾きがあることが判明しました。1センチの傾きは歩いていても違和感を感じるレベルで、放置すると家具が不安定になったり、扉の開閉に影響が出る可能性があります。そこで一旦床材を剥がして、根本的に床の水平を取り直すことになりました。
水平器・・・床や壁が真っ直ぐになっているかを調べる道具で、中の気泡の位置で傾きを確認することができる。
床の傾きを修正した後、新しい床材を丁寧に張っていきます。床の下地をしっかりと水平に調整し、以前の傾いた床とは違い、歩いた時の違和感もなく、快適にご使用いただける床に生まれ変わりました。
今までは洗面室への入り口がアーチ型になっていましたが、トイレドアと高さを合わせて統一感を出すために、角を落として四角い形に修正していきます。同時にトイレのドアも高さを調整して、今までより背の高いドアに交換します。開口部を高くすることで、空間が広く見える効果もあります。
トイレの入り口にある黄色い点線で囲った部分（建具枠（たてぐわく）を撤去しました。今回のリフォームでは、ドアの高さが変わるため、既存の枠を一旦撤去し、新しいドアが取り付けられるよう、開口部を整えていきます。
建具枠・・・ドアや引き戸などを取り付けるための木製の枠のこと。
開口部が整ったら、新しいドア枠と窓枠を取り付けました。今回は統一感を出すため、ドア枠と窓枠を同じ色調の材料で揃えました。
新しく取り付けたドア枠に、トイレのドアを設置しました。同時に、洗面室への入り口にも新しい建具枠を設置しました。もともとアーチ型だった開口部を四角く修正したことで、すっきりとした直線的なデザインに統一されました。ドアの開閉もスムーズで、以前よりもモダンで洗練された印象になりました。
石膏ボードの上にクロス（壁紙）を貼りました。今回は背面の壁のみアクセントクロスを使用し、他の壁面とは異なるデザインや色の壁紙を採用しています。とってもかわいいですね(^^)全面を同じクロスにするよりも、おしゃれで洗練された空間に仕上がりました。
M様邸のトイレリフォーム工事がすべて完了しました。以前の土壁とタイル壁から、明るく清潔感のあるクロス仕上げに変わり、まるで別空間のような仕上がりです。床の傾きも修正され、歩いた時の違和感もなくなりました。またクロスを白で統一し、今までのドアよりも開口が高くなったことで空間が明るく、広く感じられますね。
M様からも「こんなに変わるとは思わなかった。アクセントクロスもどうかな・・・と少し心配だったけど、とっても可愛くて嬉しいです。」とお喜びの声をいただきました。
トイレ🚽は毎日使う大切な空間だからこそ、少しでも気になることがあれば放置せずに、まずはお気軽にご相談ください。やまなか工務店では、現地調査から施工まで一貫してお任せいただけます。どんな些細なことでも構いません。「こんなこと相談していいのかな？」と迷われている方も、まずは一度お電話ください。住まいの悩みを一緒に解決していきます！！
