泉南市で和室を洋室に変身!3連引き戸とクローク新設リフォーム
やまなか工務店です(^^)/
暑い夏が続く8月、室内の快適性がより重要になる季節ですね🌻
今回は泉南市のM様邸で行った和室から洋室への大胆なリフォーム事例をご紹介いたします。
「和室があるけれど普段あまり使わない」「もっと広いリビングが欲しい」「収納を増やしたい」そんなお悩みはありませんか?
M様邸では、和室・縁側・押入れ・床の間を全面的に見直し、現代のライフスタイルに合った快適な空間に生まれ変わりました。
和室を解体します
和室のリフォーム内容
〇和室を洋室にリフォーム
〇押入れ・床の間をクロークにする
〇畳を撤去してフローリングに張り替える
〇縁側との境界にある垂れ壁は撤去して、縁側も室内に取り込む
〇土壁はクロス壁にする
〇縁側の掃き出し窓に内窓を設置する
〇室内干しが出来るよう、掃き出し窓前にアイアンバーを設置する
垂れ壁・・・天井から途中まで下がっている壁のこと。
和室特有の要素がすべて取り除かれ、がらんとした空間になりました。
解体工事では、構造に影響しない部分のみを慎重に撤去し、床下地や壁の下地もしっかりと確認していきます。
和室とリビング間の開口を広げて広々とした空間に!!
もともとリビングと和室の間は襖2枚の引き違い戸でしたが、上部の垂れ壁を約50センチ程撤去し、右横の壁も取り払って開口部を大幅に拡張しました。開口部に新しく設置される引き戸は、半透明のプラスチック素材を使った3連タイプで、光を通しながらも適度な仕切り効果を持つものをご提案いたしました。3枚すべてが右の壁の中に収納できる仕組みになっているため、娘さんやお孫さんが来られた時は全開にして開放的な空間として使用し、普段の夫婦二人の生活では引き戸を閉めて使うなど、用途に合わせて空間を仕切ることがでます。
襖から片引き戸へ、もう一つの出入口も開口拡張
電気配線工事スタート:プランに基づき照明・コンセントを整備
解体工事が完了した後、壁や天井の下地を組む前にまず電気配線工事を行います。お客様の要望をもとに作成した電気のプランニングに基づいて、ダウンライト(天井埋め込み型照明)やコンセントの設置予定位置に向けて電気配線を行います。電気工事士の資格を持った専門家が図面を確認しながら慎重に作業を進めていきます。
収納力を高める間取り変更、柱を移動してクロークを新設
解体工事・電気の配線工事が終わり、いよいよ壁・床・天井の工事に入ります。まずはクローク設置の為、押入れと床の間のラインよりも少し前に出ていた柱(構造上移動させても問題のない柱)を、後ろへ移動させて、間仕切壁を作りました。M様から「今までは1階に収納が1カ所しかなく、今回のリフォームでは収納力をしっかり確保したい」とご希望があったため、間仕切り壁の向こうの縁側の奥まった部分も小さな収納にすることになりました。
野縁と野縁受けで天井の骨組みを形成
天井の基礎となる下地組みを行います。野縁(のぶち:天井材を直接支える細い木材)と野縁受け(のぶちうけ:野縁を支える太めの横木)を格子状に組んでいきます。作業は水平器(すいへいき:水平を測定する道具)を使用して、天井が水平になるよう慎重に調整しながら進めます。この下地がしっかりと水平に組まれていないと、最終的に張る天井材にゆがみや隙間が生じてしまうため、非常に重要な工程なんです!!
室内干しを快適に!掃き出し窓前にアイアンバー設置の為の下地補強
掃き出し窓(はきだしまど:床面まで下がった大きな窓)の前に室内干し用のアイアンバーを設置するため、天井内部に補強用の下地材を入れて、洗濯物の重量に耐えられるよう強化しました。今回はM様がご希望のアイアンバーを支給してくださったので、そのサイズや取り付け方法に合わせて最適な位置に下地を設置しました。
断熱材を導入して、快適な住まいへアップデート
天井の断熱性能を高めるための断熱材をいれました。断熱材は、夏は暑い外気を遮断し、冬は室内の暖かい空気が逃げるのを防ぐ効果が得られます。断熱材を入れたら、石膏ボードを貼って蓋をします。
断熱材には快適性の向上・光熱費の削減 ・結露・カビの防止・防音効果など様々なメリットがありますが、昔の家(~1980年代ごろまで)は風通しを重視した作りが中心で、建物自体の断熱性能はあまり重視されおらず、M様のお家も含め、ほとんどの家で断熱材は使用されていませんでした。しかし1990年代頃からは断熱材の設置が標準となっています。M様邸も今回のリフォームで断熱材を導入し、現代の暮らしに合った快適な住環境へと近づけていきます。
配線位置に合わせて、ダウンライト取り付け用の穴を開ける
最初に電気の配線を通しておいた位置にダウンライト(天井に埋め込むタイプの照明器具)を設置するための穴を開けます。ダウンライト本体のサイズに合わせて穴を開ける必要があり、穴が大きすぎると器具が落下し、小さすぎると設置できないため、慎重な作業が求められます。
間柱設置で壁を強化、収納棚の下地も万全に
次に壁の構造を支える間柱(まばしら:柱と柱の間に入れる補助的な縦材)を等間隔に設置していきます。間柱は壁材を支える重要な下地材で、通常303mm(約30cm)または455mm間隔で配置します。同時にクローク内には、枕棚(まくらだな:上部の棚)と中棚の取り付け予定位置に、棚を支えるための下地材も組み込みました。
石膏ボードで壁の下地を仕上げる
間柱の施工が出来たら、天井と同様、壁にも石膏ボード(せっこうボード:壁の下地材となる板材)を貼り付けていきます。石膏ボードは間柱にビスを打って固定します。壁の下地がしっかりと整いました。
和室をフローリングに張り替えた工事はこちらをご覧ください
➡泉南市M様邸でリビング・和室など床全面をフローリングに張替え!
収納力を高める棚設置とクローク扉の枠を施工
つまずきなしで掃除も楽々!吊り引き戸の施工完了
開けた穴に振り止めをはめ込みます。振り止めは樹脂製やプラスチック製の為、割れたり欠損しないよう、木材を当て板にしてその上から金づちで叩いて穴にしっかりと押し込んでいます。吊り引き戸は床面にレールがないため、つまずきの心配がなく、掃除もしやすいですね(^^)/
家族が集まる時も普段使いも快適、収納式引き戸設置完了
クロス貼りの前に、継ぎ目や穴を埋めるパテ処理を実施
クロスを貼る前にパテ処理とは、石膏ボードの継ぎ目やビス穴、表面の凹凸などを専用のパテ材で平滑に埋める重要な下地処理工程のことです。石膏ボードには必ず継ぎ目やビス穴があり、そのままクロスを貼ると表面に凹凸や段差が浮き出てしまい、仕上がりが美しくないためです。パテで表面を平らにすることで、クロスがきれいに密着し、継ぎ目や穴が透けて見えず、美しい仕上がりになります。
糊付け機でクロスの裏面に均一な接着剤を塗布
クロスは貼る前に、糊付け機(のりつけき)という専用機械にクロスを通して裏面に接着剤を塗布します。糊付け機を使用することで、均一に適量の糊を付けることが出来るんです。機械で糊付けしたクロスは、糊が乾燥しないうちに素早く壁や天井に貼り付けていきます。
クロスの継ぎ目を目立たせない「突き付け工法」で仕上げ
クロス貼りは通常、天井から先に施工し、その後に壁面を貼っていきます。クロス同士を少し重ねて貼り合わせるのですが、重ね合わす部分は、隣り合うクロス同士を数センチ重ねて貼った後、重なった部分の中央をカッターで一気に切り抜く「突き付け工法」という技法を使って貼っていきます。この方法で継ぎ目がほとんど目立たない美しい仕上がりになります。クロスが貼り終わってダウンライトも設置しました。
部分的なアクセントクロスで、おしゃれで明るい室内に
次は壁面のクロスを貼っていきます。「明るい部屋がいい」とゆうM様は白をベースに壁紙を選ばれましたが、クロークの内部と和室の一面のみに、アクセントとして異なるデザインや色の壁紙選ばれました。部分的に違う壁紙を使用することで、単調になりがちな白い空間に変化が出て、いいですよね☆
使わない時もおしゃれに馴染む、アイアンバーの設置
事前に天井に補強用の下地を入れておいた場所に、室内干し用のアイアンバーを取り付けます。大きな掃き出し窓から日差しがたっぷり入るので、洗濯物も乾きやすく、急な雨の日でも慌てずに済みます。また、「ホシ姫サマ」などの昇降式の物干しとは違い、使わないときも空間になじみ、インテリアの一部のように見えるのも魅力です。
さらに、観葉植物やドライフラワーを吊るすなど、ちょっとしたディスプレイにも活用できますよ。
内窓設置で夏の暑さ・冬の冷気をしっかりガード
今回のリフォームでは縁側だった部分も居住空間に取り込んだため、大きな掃き出し窓から入る日差しや冷気の影響を和らげるため内窓をご提案させていただきました。。内窓は、夏場の強い日差しによる室温上昇を抑制し、冬場は外からの冷気をシャットアウトして室内の暖かい空気を逃がさない効果があります。この二重窓構造により冷暖房効率が大幅に向上し、光熱費の節約にもつながります。
M様も大満足!収納力抜群のクロークを備えた和室リフォームが完成
「うちも和室を洋室にリフォームしたいけど、どんなふうにできるのかな?」「収納が足りなくて困ってる…」など、お悩みがあれば、まずはお気軽にご相談ください(^^)/
やまなか工務店では、お客様のライフスタイルに合わせたご提案を心がけています。「こんなふうにしたい」という思いを、ぜひ一度お聞かせください!
全面リフォーム・和室のリフォームに関するお問い合わせはやまなか工務店へ!!
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