阪南市の外壁や目地に発生したひび割れ補修をご紹介!2/17

阪南市T様邸 屋根・外壁塗装に伴う躯体補修(ひび割れ補修) 

 

阪南市の屋根・外壁塗装工事に伴う躯体補修(ひび割れの補修)の様子をご紹介します。

 

T様邸の外壁はモルタルのスタッコ吹き付け仕上げ(モルタル壁の上にスタッコを吹き付けた仕上げ)で、経年で至る所にひび割れが発生していました。

 

モルタルの外壁は乾燥する過程や建物の動きなどによるひび割れがつきものですが、

幅が広く奥が深いひび割れはきちんと補修しないと雨漏りの原因になってしまいます。

 

 

阪南市のスタッコ吹き付けの外壁

外壁を塗装すると、ひび割れが塗料で覆われるので見た目はきれいに仕上がりますが、

また同じ箇所から割れてきてしまうので、塗装前に補修しないといけません。

 

髪の毛ほどの細さのひび割れを「ヘアークラック」と言い、こちらは建物の構造部分に影響をもたらしたり、雨漏りの原因になることが無いので、弾性の塗料を擦り込んだりシーリングを充填して処置することができますが、大きなひび割れの場合、強度のある補修材を使用して適切に処置しないといけません。

 

塗装したのに、また同じところからひび割れてきてすごく目立つ!」とならないように、

また、建物の防水性を確保するためにもひび割れの補修を行います。

 

阪南市の外壁のひび割れを補修します

T様邸の外壁には、写真のようなひび割れが至る所で発生していました。

 

特に横方向に走るひび割れは外壁を伝ってきた雨水を受けて内部に雨漏りしやすいので

放置せず補修しないといけません!

 

また、ひび割れの幅が約3mm以上、深さが約5mm以上あるものを「構造クラック」と言い、建物の安全性を脅かす可能性があるので、適切な処置が必要です。

 

それでは、T様邸の外壁のひび割れ補修の様子を順番にお伝えしたいと思います。


 

 

阪南市の外壁のひび割れをカッター切り

まずは、ひび割れに沿って電動カッターの刃を入れて、幅を広げます。

 

「ひび割れがすごく大きくなってる!」

と、心配されるかもしれませんが、補修材をひび割れの奥まで充填し、厚みをもたせるために必要な作業なのです。

 

阪南市のカッター切したひび割れを刷毛で清掃

ひび割れをカッター切りした後、溝の中に溜まっている粉塵をきれいに取り除きます。

 

溝の中に粉塵が溜まった状態で補修材を充填すると、間に粉塵が絡んでしっかりと密着しないので、後の不具合に繋がってしまいます。

 

 

阪南市の外壁のひび割れにプライマーを塗布

ひび割れの溝の中を刷毛できれいに掃除してから、プライマーを塗布します。

 

プライマーとは透明の塗料で、接着効果があります。

 

この後充填する補修材をしっかりとくっつける重要な役割があるので、欠かせない工程です。

 

 

阪南市の外壁のひび割れにエポキシ樹脂を充填

プライマーを塗布した後、エポキシ樹脂モルタルという補修材を詰めました。

 

ひび割れの奥に空洞ができないように、ヘラで押さえてしっかりと充填しています。

 

エポキシ樹脂モルタルは、非常に軽く、高強度がある補修材です。一度充填したら、同じ箇所から割れることはありません。

 

 

 

阪南市の誘発目地もカッター切りします

続いて「誘発目地・ゆうはつめじ」の補修をご紹介します。

 

「誘発目地」とは、ひび割れが発生する可能性がある箇所を想定し、

あらかじめ設ける目地のことです。

 

誘発目地を設けることで、力を集中させて、ひび割れが集まるようになっています。

 

誘発目地が割れるのは想定内なのですが、割れたままでは雨水が入ってしまうので、

補修しないといけません。

 

他のひび割れと同様に、ひび割れに沿ってカッター切します。

 

 

阪南市の誘発目地にプライマーを塗布

誘発目地の補修も先ほどと同じ手順で行いました。

 

1.カッター切り

 

2.刷毛で粉塵を取り除く

 

3.プライマー塗布

 

4.補修材を充填

 

阪南市の誘発目地にシーリング充填

誘発目地の補修する点で注意しないといけないのが使用する補修材です。

 

外壁面の補修で使用したエポキシ樹脂モルタルを詰めてしまうと、目地がガチガチに固まるので、地震が発生した時に力が分散できなくなり、周囲が割れてしまうからです。

 

そのため、揺れに対応できるように弾力のあるシーリングで補修しました。

 

 

阪南市の誘発目地補修完了

外壁の誘発目地にシーリングを充填し、ヘラで押さえて奥までしっかりと詰めて、

表面を平らに整えて完了です!!

 

塗装する前に、建物の防水性が低下している部分をきちんと補修することが何より大切です。

 

これらは塗装しても、改善されることが無いからです。

 

建物の防水性を向上させるためにも、ひとつひとつの工程を確実に行いました!

 

次は屋根の棟板金や庇の固定・補強の様子をご紹介します。

 

 

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ひび割れを放置し続けると、内部の木部を腐食させたり、雨漏りすることがあります!

 

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