阪南市の伝統的な門長屋が台風被害!外壁と屋根の被害状況を調査
やまなか工務店です。
台風がすぎた後、お家の屋根や壁が心配ではありませんか。
阪南市Y様邸の門長屋も、外壁や屋根瓦の漆喰が剥がれ、瓦が飛散する被害もありました。
外壁の剥がれや、瓦の飛散は、雨漏りに繋がるので、雨漏りになる前に、地域密着型のやまなか工務店へご相談くださいね。
屋根の点検や、雨樋の点検も行っています。
お気軽にご相談下さい!(^^)!
阪南市で台風被害を受けたY様邸の門長屋の全景
台風通過後、雨樋や外壁や屋根に損傷が確認できました。
次は、門長屋の被害状況を調査していきます。
門長屋ってなに?
門長屋(もんながや)とは、門の両側や上部に部屋が設けられた建物のことです。
江戸時代には使用人の住居や倉庫として使われていました。
現在では住宅やガレージとして活用されることも多く、伝統的な日本建築の趣を残す貴重な建物です。
Y様邸の門長屋も、風情ある佇まいが魅力的な建物でした。
阪南市で台風被害にあったY様邸の玄関先の漆喰(しっくい)が剥がれ漆喰剥落
阪南市で台風被害にあった門長屋の玄関先を確認すると、白い漆喰(しっくい)が大きく剥がれて下地が露出していました。
漆喰とは?
漆喰とは、消石灰を主成分とした日本の伝統的な壁材で、防水性や防火性に優れ、調湿効果もあるため、古くから城郭や寺社、民家の壁に使われてきました。
白く美しい仕上がりが特徴で、和風建築には欠かせない素材です。
この状態は見た目の問題だけでなく、雨水が壁材に直接染み込んでしまうため、放置すると雨漏りの原因になってしまいます。
台風の強風と雨の影響で、長年の経年劣化が一気に表面化したものと考えられます。
このような状態では次の雨で確実にダメージが拡大してしまいます。
阪南市で台風被害にあったY様邸の横側外壁の漆喰劣化と反対側上部の漆喰損傷
建物全体で漆喰の劣化が進んでいることがわかります。
一箇所だけでなく複数箇所で被害が見られる場合は、全体的な漆喰の塗り替えを検討する必要があります。
特に上部は雨水の影響を受けやすい場所になります。
漆喰が剥がれると雨水の浸入経路ができてしまい、建物内部の木材を腐らせる原因になります。
Y様とご相談し、工事を行う場合は外壁全体の漆喰を塗り替えるご提案をさせていただきました。
阪南市で台風被害にあったY様邸の門長屋の屋根の状態確認
屋根は建物を守る最も重要な部分ですので、慎重な調査が必要です。
当社の熟練した瓦職人が梯子を使って、安全に屋根の上に上がり、被害状況を細かくチェックしていきます。
阪南市で台風被害にあったY様邸の門長屋の屋根にブルーシートで雨養生されていた
阪南市で台風被害にあったY様邸の門長屋の屋根に上がると、端の方にブルーシートがかけられており、すでに雨養生が施されていました。
おもりが置かれ、風で飛ばされないように工夫されていました。
雨養生とは?
雨養生(あめようじょう)とは、屋根や外壁が破損した際に、雨水の浸入を防ぐため、ブルーシートなどで一時的に覆う応急処置のことです。
本格的な修理までの間、建物内部を守る大切な対策です。
雨養生は、応急処置にしかすぎないため、きちんとした修理が必要になります。
阪南市で台風被害にあったY様邸の門長屋のブルーシートの下の瓦の状況確認
長期間覆われていた部分がどのような状態になっているのか、丁寧にチェックしていきます。
雨養生は応急処置ですので、その下でさらなる劣化が進んでいないか確認することが重要です。
阪南市で台風被害にあったY様邸の門長屋の袖瓦の破損と飛散
阪南市で台風被害にあったY様邸の門長屋のブルーシートの下を瓦職人が確認すると、袖瓦が台風の強風で割れたり、飛ばされたりしていました。
袖瓦とは?
袖瓦(そでがわら)とは、屋根の端部分に使われる瓦で、雨水の浸入を防ぐ重要な役割を持っています。
この部分が破損すると、雨水が屋根の内部に入り込み、雨漏りの直接的な原因になってしまいます。
Y様邸では袖瓦の積み直しが必要になりそうです。
阪南市で台風被害にあったY様邸の棟と平瓦の取り合い部分の漆喰剥がれ
阪南市で台風被害にあったY様邸の門長屋の屋根をさらに調査すると、棟と平瓦の取り合い部分で漆喰が剥がれているのを発見しました。
棟とは?
棟(むね)とは、屋根の最も高い部分で、屋根面が交わる頂上部分のことです。雨風の影響を最も受けやすく、メンテナンスが重要な箇所です。
平瓦とは?
平瓦(ひらがわら)とは、屋根面を覆う一般的な瓦のことで、日本瓦の基本となる瓦で、雨水を流す役割を担っています。
漆喰が剥がれていると、その隙間から雨水が侵入し、屋根材を傷めて雨漏りの原因になります。
また、漆喰は瓦を固定する役割もあるため、剥がれると瓦がずれたり落下したりする危険性も高まります。
棟と鬼瓦の取り合い部分の漆喰損傷
最後に、棟と鬼瓦の取り合い部分でも漆喰が剥がれているのを確認しました。
鬼瓦とは?
鬼瓦(おにがわら)とは、棟の端に設置される装飾瓦で、魔除けの意味を持つ伝統的な瓦です。
重厚で存在感があり、日本建築の美しさを象徴する部材です。
この部分の漆喰が剥がれていると、隙間から雨水が入り込み、建物内部へのダメージにつながります。
Y様には、漆喰の詰め替え工事をご提案させていただきました。
台風被害は放置すると二次被害につながります。
もし「うちも心配かも…」と感じられたら、お気軽にやまなか工務店までご相談ください。
お客様の状況に合わせた最適な修理方法をご提案いたします。
次回のブログは、和室のサッシを入れ替えるかもしれないので、窓の採寸と掛け瓦の様子をご紹介します。
是非、最後までご覧くださいね。
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