阪南市の暴風雨被害で門長屋における屋根瓦の積み直しと漆喰補修
現地にお伺いすると、雨樋が外れ、木造2階建ての住宅では屋根瓦が割れたり飛ばされたりしていました。
工場の小波スレート屋根にも穴が開き、塀瓦も数枚割れるなど、広い範囲で損傷が見られました。
被害状況を詳しく調査した後、お見積もりをご提出し、工事のご依頼をいただきました。
門長屋の外壁の修理が終わり、今回は、門長屋の屋根の修理の様子をご紹介します。
漆喰とは？
漆喰とは、瓦と瓦の隙間を埋めて雨水の侵入を防ぐ白い壁材のこと。
この漆喰が剥がれると、漆喰が剥がれた部分から雨水が入り込み、雨漏りの原因となってしまいます。
瓦職人は粉末状の漆喰に水を加え、熟練した瓦職人が、柔らかすぎず硬すぎない、ちょうど良い硬さに練り上げていきます。
作業員が梯子で屋根に上がり漆喰の詰め替えや、瓦の積み直しなどの作業をします。
袖瓦とは？
袖瓦とは、屋根の端部分に使われる瓦で、建物を雨風から守る重要な役割を持っている瓦です。
破損した袖瓦を取り外す際は、周りの瓦を傷つけないよう慎重に作業を進めます。
取り外した後は、葺き土を盛ります。
葺き土とは？
瓦を固定するために使用する粘土質の土のことで、瓦をしっかりと支える土台となります。
袖瓦を積み直す際は、水平を保ちながら、隣接する瓦との間隔を均等に保つことが大切です。
この固定作業により、今後の悪天候にも安心して対応できる強度が確保されます。
棟とは？
棟とは、屋根の最も高い部分のことで、雨漏りが発生しやすい重要な箇所です。
平瓦とは？
平瓦とは、屋根の表面に並べて使う、平らな形をした瓦のこと。
まず既存の古い漆喰を丁寧に取り除き、下地を綺麗に清掃します。
この掃除作業が新しい漆喰の密着性を高める重要なポイントとなります。
瓦職人は手板に練り上げた白い漆喰を取り、コテを使って剥がれた箇所に詰めていきます。漆喰はしっかり詰める必要がありますが、詰めすぎると逆に雨漏りの原因になるため、経験豊富な職人の技術が求められる作業です。
棟は雨水の影響を受けやすい場所なので、漆喰が剥がれていると雨漏りの原因になってしまいますので、瓦と瓦の隙間は漆喰で塞いでおきます。
鬼瓦とは？
鬼瓦とは、屋根の端に設置される装飾性の高い瓦のことです。
ここも漆喰が剥がれていたため、同様に古い漆喰を取り除いて清掃し、新しい漆喰をコテで平らに均等に詰めていきます。
これで、雨水が入る心配が無くなりました。
熨斗瓦(のしかわら)とは？
熨斗瓦とは、屋根のてっぺんや端の部分に使われる、細長く平たい形の瓦のこと。
コーキング材とは？
コーキング材とは、隙間を埋めて防水性を高めるゴム状の充填材です。
熨斗瓦が欠けていると雨水がはいりやすくなってしまったり、見た目が悪くなってしまいます。
Y様からは「雨漏りの心配がなくなって本当に良かったです」との嬉しいお言葉をいただきました。
南大阪で屋根修理や漆喰補修、屋根リフォームをお考えのお客様は、経験豊富なやまなか工務店にぜひお任せください。
これで、阪南市Y様邸の工事は全て完了しました。
