阪南市で自然災害後の瓦屋根を修理割れた瓦の交換と漆喰詰め替え
被害状況を調査するため、現場へお伺いし、屋根瓦の損傷状況を詳しく調査しました。
調査後、お見積書を提出させていただき、工事のご依頼をいただきました。
雨樋工事、工場のスレート屋根張り替え、塀瓦修理を先に完了させ、いよいよ本格的な屋根修理工事に着手します。
足場とは？
足場とは、建物の外壁や屋根など高い場所で作業を行うときに、安全に作業できるように設置する仮設の台や構造物のこと。
前に足場職人が現地を調査し、敷地内のどこに足場を立てるか、どのような組み方が最適かを綿密に計画しました。
足場があることで、作業員が安全に移動でき、工具や材料の仮置きもスムーズに行えます。
また、複数の職人が同時に作業できるため、工期の短縮にもつながります。
足場の組立は安全性と作業効率を左右する重要な工程です。
メッシュシートとは？
メッシュシートとは、建物の外周に張るネット状のシートで、工事中の安全や周囲への配慮のために使われるもの、
メッシュシートは作業中の資材や工具の落下を防ぎ、近隣への配慮としても欠かせない安全対策です。
風通しも良く、作業環境を快適に保ちます。
平瓦とは？
平瓦とは、屋根の大部分を覆う基本的な瓦で、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担う瓦です。
阪南市Y様邸の現場には、平瓦のほかに、棟部分に使用する丸瓦も搬入されました。
丸瓦とは？
丸瓦とは、屋根の頂上やつなぎ目の部分を覆うために使われる、丸い形をした瓦のこと。
丸瓦は屋根の頂部に設置され、屋根全体の美観と防水性を高めます。
適切な材料選びが長持ちする屋根修理の秘訣です。
瓦の取り外しは経験と技術が必要な繊細な作業です。
丸瓦を外したら、古くなった葺き土を丁寧に取り除き、下地を清掃します。
葺き土とは？
葺き土とは、瓦屋根を施工するときに、瓦の下に敷いて瓦を固定したり、すき間を埋めたりするための土のこと。
葺き土は瓦を固定する粘土状の材料で、設置当初は粘りがありますが、年月とともに乾燥して砂のような状態になります。
新しい葺き土を適量盛り、丸瓦を正確な位置に設置します。
銅線は耐久性に優れ、錆びにくい特性があるため、屋根工事に最適な材料です。
一枚一枚の瓦を確実に固定することで、将来の強風被害を防ぎます。
この固定作業が雨漏り防止と屋根の長寿命化につながります。
阪南市Y様邸の丸瓦の交換作業はこれで完了です。
割れている平瓦を、周囲の健全な瓦を傷つけないよう慎重に取り外していきます。
瓦屋根リフォームでは、既存の瓦を活かしながら必要な部分だけを交換することで、コストを抑えつつ効果的な修理が可能です。
古い葺き土が乾燥している場合は、それも取り除いて新しい葺き土を盛ります。
葺き土の状態は屋根の防水性能に直結するため、妥協せず丁寧に処理します。
新しい平瓦を丁寧に取り付け、まわりの瓦とのバランスを確認します。
これで平瓦の交換は完了です。
谷樋は屋根の谷部分に設置され、雨水を集めて排水する重要な部材です。
瓦の破片や枯葉、砂などが溜まると水の流れが悪くなり、谷樋が詰まってしまいます。
谷樋の詰まりは雨水の溢れを引き起こし、深刻な雨漏りの原因となります。
これで屋根に降った雨水がスムーズに流れ、雨漏りのリスクが大幅に軽減されます。
葺き土が露出した状態で雨が降ると、雨水が葺き土に染み込み、屋根下地まで浸水して室内への雨漏りにつながります。
下地を清掃し、新しい葺き土がしっかり密着するよう平らに整えます。
この下地処理が仕上がりの品質を左右します。適切な厚みで新しい葺き土を盛り、平瓦を受ける準備を整えます。
平瓦を積む際は、重なり具合や配列を正確に調整し、雨水の浸入を完全に防ぐ構造にします。
漆喰とは？
漆喰とは、瓦と瓦の隙間を埋め、雨水の浸入を防ぐ白色の材料のこと。
漆喰が剥がれていると、そこから雨水が入り込み雨漏りの原因となります。瓦職人が漆喰の粉と水を混ぜ、適度な硬さに練り上げます。
隙間なく充填することで、防水性能が回復します。
漆喰の詰め替えはこれで完了です。
定期的な漆喰メンテナンスが屋根の寿命を延ばします。
この部分も平瓦交換と同様の手順で修理を進めます。
新しい葺き土を盛り、その上に平瓦を正確に積んでいきます。
屋根側面部の平瓦積み替えもこれで完了です。
建物全体の防水性能が向上しました。
最後に足場職人が足場を解体し、持ち帰ります。
お客様からは「これで雨漏りの心配がなくなり、安心して暮らせます」とお喜びのお言葉をいただきました。
やまなか工務店は、南大阪エリアの屋根工事、屋根リフォーム、雨漏り修理のプロフェッショナルとして、地域密着でお客様のお悩みを解決いたします。
屋根の不具合や雨漏りでお困りの際は、ぜひやまなか工務店にご相談ください。
次回のブログは、サッシと外壁の隙間のシーリングの様子をご紹介します。
是非、次回のブログもご覧下さい。
