阪南市の2階建てで銅製の雨樋と塩ビ製の雨樋の台風被害状況を調査
やまなか工務店です。
台風の被害で、屋根や雨樋が破損してしまった…そんなお悩みをお持ちではありませんか?
阪南市のY様邸では、ご自宅と工場の屋根に台風による被害が発生されました。
銅製と塩ビ製の雨樋が混在するお家で、どのような被害が起きたのかを調査にお伺いしました。
南大阪にお住まいのお客様で雨樋から水が溢れていたり、雨樋が割れたままお使いのお客様や、雨樋でお困りのお客様は、やまなか工務店にご相談下さいね。
阪南市にお住いのY様邸より台風被害のご相談をいただきました
阪南市にお住まいのY様邸より「台風被害にあい、家の屋根や工場の屋根に被害が発生したので、見に来てほしい」というご相談をいただき現場調査にお伺いしました。
台風シーズンが近づくと、屋根や外壁の安全性が気になりますよね。
Y様のように複数の建物に被害が発生するケースは珍しくありません。
まずは正確な状況把握が重要ですので、現地に向かうことにしました。
台風被害にあった阪南市Y様邸の現場調査開始!まずは雨樋をチェック
台風被害にあった阪南市Y様邸に到着してから、まずは雨樋の調査を行うことになりました。
屋根の被害ばかりに注目されがちですが、実は雨樋も台風被害の重要なチェックポイントです。
雨樋が破損していると、せっかく屋根の修理をしても雨水がきちんと流れず、外壁や基礎にダメージを与えてしまいます。
Y様邸には、異なる素材の雨樋が両方設置されているということです。
銅製の雨樋と塩ビ製の雨樋が共存している状態でしたので、それぞれの被害状況を詳しく調査することにしました。
銅製の雨樋とは?
銅製の雨樋とは、銅という金属でつくられた雨樋のことで、屋根から流れる雨水をスムーズに地面へと導く役割があります。
塩ビ製の雨樋とは?
塩ビ製の雨樋とは、塩化ビニールという樹脂でつくられた雨樋のこと。
塩ビ製の雨樋は、多くの方がよく目にされている雨樋です。
台風被害にあった阪南市Y様邸の銅製と塩ビ製の雨樋ってどう違うの?
台風被害にあった阪南市Y様邸に設置されていた銅製の雨樋と塩ビ製の雨樋は、素材が異なるため、それぞれ異なる特性を持っています。
銅製の雨樋の特徴は?
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高級感があり、見た目が美しい
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時間が経つと緑青(ろくしょう)が出て味わいが増す
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耐久性が高く、長く使える(約50年以上)
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サビに強く、腐食しにくい
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メンテナンスの手間が少ない
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価格は塩ビ製の雨樋よりも高め
塩ビ製の雨樋の特徴は?
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軽くて扱いやすい
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価格が安く、コスパが良い
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サビや腐食に強い
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カラーバリエーションが豊富
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取り付けや交換がしやすい
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強い衝撃や紫外線で劣化しやすい
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寿命はおよそ20年前後
雨樋の名称と役割をご紹介します
雨樋は複数の部品で構成されており、それぞれが重要な役割を担っています。
雨樋の名称とそれぞれの役割を見ていきましょう。
集水器とは・・・屋根の隅などに設置され、屋根全体に降った雨水を集める役割がある。
軒樋とは・・・建物の軒下に水平に設置され、屋根から流れてきた雨水を集める役割。
呼び樋とは・・・軒樋から竪樋へ繋ぐ部分で、雨水を上から下へ流す中間的な役割。
竪樋とは・・・建物の壁に沿って縦に設置され、上から流れてくる雨水を地面へ導く役割。
継ぎ手とは・・・雨樋の部品をつなぎ合わせる部分。
固定金具とは・・・雨樋を支える金具のこと。
これ以外に、「エルボ」という部材があり、エルボと言う部材は、雨樋の方向を変えるために使われる部材です。
台風のような強風の際には、この継ぎ手がしっかり固定されていないと、外れるリスクが高まります。
台風被害を受けた阪南市Y様邸の銅製の雨樋に付着した「緑青(ろくしょう)」について
台風被害を受けた阪南市Y様邸の調査で見られた銅製の雨樋の表面には、「緑青」(ろくしょう)と呼ばれる緑色の錆が付着していました。
緑青とは?
緑青とは、銅が空気中の酸素や二酸化炭素に反応して酸化し、生じる緑色の粉状の物質のことです。
一見すると傷んでいるように見えるため、お客様から「家の雨樋大丈夫ですか?」とご心配の声をいただくことも多いです。
しかし緑青は、銅の内部をさらに保護する役割も果たすため、必ずしも悪いものではありません。
銅製の雨樋が非常に長持ちする理由の一つは、この緑青が銅の腐食を防ぎ、適切にメンテナンスすれば100年近く持つといわれているほどの耐久性を発揮します。
阪南市Y様邸の台風被害で銅製の軒樋が破損していました
阪南市Y様邸の銅製の軒樋は、台風の飛来物により破損していました。
銅製の雨樋は耐久性が高いのですが、台風のような激しい飛来物には耐えられないこともあります。
このような被害を放置すると、そこから雨水が漏れ出し、外壁や建物内部への浸水につながってしまいます。
破損の程度を詳しく調査したところ、修理で対応できる範囲内でしたが、今後の安全性を考えると適切な補強工事が必要な状態でした。
お客様とご相談し、銅製の雨樋は取り外して、塩ビ製の雨樋に入れ替えることになりそうです。
台風被害にあった阪南市Y様邸の洗濯物干し場の塩ビ製雨樋が仮固定されていました
台風被害にあった阪南市Y様邸の洗濯物干し場の屋根沿いには、塩ビ製の雨樋が仮固定されている状態でした。
仮固定とは、本来の固定方法ではなく、一時的に簡易的に固定されている状態のことです。
このような状態では、台風などの強風時に外れるリスクが非常に高く、危険な状態といえます。
塩ビ製の雨樋は価格が手頃で施工が容易という利点がある一方で、紫外線の影響を受けやすく、経年劣化により脆くなりやすいという特徴があります。
仮固定の状態に加えて劣化が進んでいれば、適切な補強や交換工事をする必要があります。
Y様と相談させていただき、安全で長持ちする雨樋への交換をご提案させていただきました。
台風被害は、屋根だけでなく雨樋にも大きなダメージを与えます。
「雨樋なんて目立たないし、大丈夫」と放置していると、知らず知らずのうちにお家全体の劣化が進んでしまう可能性があります。
南大阪地域にお住まいで、台風被害が気になる方や雨樋の状態が不安な方は、ぜひお気軽にやまなか工務店にご相談くださいね。
次回のブログは、阪南市Y様邸の屋根の被害状況の調査の様子をご紹介します。
是非、次回のブログもご覧下さい。
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