岸和田市の2階建て築古木造住宅で耐震工事を行い地震対策を強化！約85万円(工期 8日)
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築年数の経過により耐震性能が不足していた壁を、構造用合板と耐震金物を使用した耐力壁へと全面的に作り替えました。
壁の内部には規定通りの受け材・胴つなぎ・間柱を配置し、ケミカルアンカーボルトで土台から基礎までを強固に連結しています。
仕上げのクロスを貼った後は見た目の変化は少ないですが、建物の耐震性能は大幅に向上し、地震に強い安心の住まいへと生まれ変わりました😊✨
※写真では仕上げのクロスが貼られているため、見た目の違いがわかりにくくなっていますが、壁の内部構造は大きく変わっています。
耐力壁の設置により、地震の揺れに対する抵抗力が飛躍的に向上しました。
耐震補強では、あらゆる部材に法的な基準が設けられています。
木材のサイズ、耐震金物の選定、釘の太さや打ち込み間隔まで、建築基準法で細かく規定されているのです。
当社では法令遵守を徹底し、安全性に一切妥協しない工事を実施しています。
岸和田市 K様邸の施工計画をホワイトボードに書き、丁寧にご説明しました。
専門的な内容ですが、お客様にご理解いただくことを大切にしています。
耐力壁改修工：B壁の下地取付の仕様
・受け材(縦材)
サイズ：45mm×45mm 固定方法：直径9mmのN釘を150mm間隔
・胴つなぎ(横材)
サイズ：45mm×90mm 固定方法：直径7.5mmのN釘を4本
・間柱(縦材)
サイズ：45mm×90mm 455mm間隔で配置
・リブコーナー(固定金具)
は(種類)
固定に使う釘の長さ・太さも、決して適当には選べません。
短ければ固定力不足、長ければ木材の破損を招きます。
基準に適合した釘とビスを選び、確実な固定で揺れによる変形を抑制します！
構造用合板選定の基準
構造用合板は、一定以上の強度と耐久性を持つJAS規格品でなければなりません。
岸和田市 K様邸では、建築基準法をクリアした品質と厚さの合板を採用しました！
墨だしで位置を正確に出してから施工し、合板全体で荷重を受け止める構造を実現しました！
それでは、岸和田市 K様邸で行った耐震工事の内容をご紹介していきます😊
まず、既存の土壁を慎重に取り除くところからスタートです。
K様邸は伝統的な土壁構造でしたが、現代の耐震基準を満たすには構造用合板を使った耐力壁への変更が必須です。
壁を剥がした箇所に、新しく柱を追加して骨組みを強化していきます！
つづいて、電動ドリルで土台(木)に穴をあけます。
これは次の工程でケミカルアンカーを注入するための準備作業です。
穴の寸法(深さ・直径)は建築基準に従って管理し、ボルトの確実な固定を可能にします。
ケミカルアンカーって何？
通常の接着剤をはるかに上回る強度を持つ、特殊な化学接着剤です。
ボルトを木材やコンクリートに固定する際に使用し、大きな力が加わっても抜けにくい特性があります。
ケミカルアンカー注入後、アンカーボルトを打ち込みます。
これで木造の土台とコンクリート基礎が強固に連結されます。
地震発生時、このボルトが引き抜きや横方向の力に抵抗し、壁が土台から離脱するのを防ぎます。
建物全体の一体性が高まり、耐震性能が向上します。
既存ボルトの問題点を発見
岸和田市 K様邸には新築時のボルトがありましたが、調査の結果、柱との距離が規定を外れており、十分な耐震効果が期待できない状態でした。
今回の工事では、正しい位置・間隔で新たにケミカルアンカーボルトを設置し、基準通りの施工を実現しました！
耐力壁の性能を最大化するため、受け材・胴つなぎ・間柱の3種類の下地材を正確に配置します。
受け材の役割
構造用合板の端を固定し、合板が本来持つ性能をフルに発揮させます。
耐力壁として機能するために欠かせない部材です。
胴つなぎの役割
柱同士を横方向で繋ぎ、建物の歪みを防止します。
構造全体の安定性に寄与する重要な横材です。
間柱の役割
壁下地となる縦材で、胴つなぎと協働して耐力壁の骨格を形成します。
左側に設置した間柱は、規定寸法ではなくK様邸の既存柱と同じ太さにしました。
この位置が構造用合板の継ぎ目になるため、通常より太い間柱で接合部を補強し、強固な下地を確保する判断をしました。
下地の完成後、JAS規格の構造用合板を取り付けます。
この合板こそが耐力壁の「面材」として、横からの力に対抗する中核的な役割を担います。
正確な配置と基準に沿ったビス打ちにより、建物の耐震性が劇的に向上します✨
岸和田市 K様は行政の補助金を利用せず、自己資金での工事を選択されました。
補助金利用時には国の検査が入りますが、当社では補助金の有無に関係なく品質管理を徹底しています。
一級建築士の資格を持つ代表が、K様立ち会いのもと中間検査を実施いたしました。
- 耐力壁の下地受け部材の取付状況
- 耐力壁の構造用合板の取付状況
- 耐力壁の見え隠れ部分の補強耐震金物の取付状況
- 耐力壁の土台緊結金物(ケミカルアンカーボルト)の取付状況
すべての項目で合格を確認し、安心して次工程に進むことができました。
壁の補強だけでは耐震効果は不十分です。
そのため、岸和田市 K様邸では屋根裏部分も施工し、梁と柱を補強耐震金物で緊結しました。
建物上部の強度も高めることで、バランスの取れた耐震構造が完成します。
全工程終了後、最終検査を実施しました！
設計図との照合、金物の取付状態、合板の固定状況など、あらゆる箇所を細部まで点検します。
最終検査にも無事合格し、K様邸の耐震補強工事が完了いたしました✨
こんな住宅にお住まいの方はご検討を
築年数が経過した木造住宅、特に昭和56年以前の旧基準で建てられた住宅にお住まいの方には、耐震診断と補強工事を強くおすすめします。
大きな揺れに耐えられない可能性が高いためです。
地震リスクの高い地域の方
地震が多い地域では、「もしも」ではなく「いつか必ず」来るものとして備えるべきです。
お子様・ご高齢の方がいるご家庭
小さなお子様やご高齢の方は、とっさの避難が困難です。
建物自体の強度を上げることが、最も確実な安全対策となります。
やまなか工務店は豊富な経験と確かな技術で、泉州地域の皆様の安心・安全な暮らしをサポートします😊💚
お客様のご予算とご要望を丁寧にお伺いし、最適な補強プランをご提案いたします！
木造住宅耐震工事(耐力壁設置)
工期 8日間
工事価格 約85万円（税込）
（撤去物搬出費、産廃処分費費含む）
