岸和田市の一部2階建ての平屋にて耐震改修工事とリフォームの調査
みなさんこんにちは！
やまなか工務店です(^_^)/
今回のブログでは、築60年ほどの平屋で一部2階建ての岸和田市K様邸にて行った現地調査の様子をご紹介いたします。
K様は今年の10月19日（土）に当社額原倉庫の2階で開催いたしました「市民リフォーム大還元祭」へご来場いただいており、その際に少しお話させていただいて、現地調査をさせていただくことになりました。
市民リフォーム代還元祭では岸和田市・忠岡町にお住まいのお客様に向けて、「リフォーム見積診断室」や「地震対策相談室」などを設け、お住まいのことでご不安をお抱えのお客様のお話を、当社スタッフが対面でお伺いさせていただいております！
会場にはユニットバス等水回り商品の展示をしておりますので、そちらをゆっくりとご覧いただいたり施工事例集も数多くご用意させていただいておりますので、お気軽にご来場いただけたらと思います♪
市民リフォーム還元祭を開催させていただく日程につきましては、当社HPでお知らせしております。
ぜひチェックしてみてくださいね！
※ご来場いただいたお客様一組一組のお話をしっかりお伺いできるように、ご予約制を取り入れております。
※ご来場いただく当日でも構いませんので、事前にお電話いただけますと幸いです(*^^*)
みなさまとお話できる機会を楽しみにお待ちしております✨
それでは、K様邸で行った耐震改修工事とリフォームの現地調査の様子をご紹介いたします。
ぜひ最後までご覧ください♪
こちらはK様邸の現在の間取りです。
部屋数も多く、現地調査でお伺いした際にも感じましたがとても広いお家でした(゜o゜)✨
【K様邸の情報】
・木造（築60年程）
・平屋で一部2階建て
・和室は関西間
・屋根は数年前にガルバリウム鋼板に葺き替え済み
・2年前にお風呂と洗面所、トイレの工事をされている
・キッチンは30年程使われている
・家族3人でお住まいされている
市民リフォーム還元祭でお伺いさせていただいたK様のご相談内容は下記の通りです。
・耐震改修工事とリフォームをしたいと思っている
・今年の5月に他社で耐震診断をしてもらい、7月にリフォームの相談をしたがその後問い合わせてもなかなか調査に来てもらえなかったが何とか耐震改修工事とリフォームの見積りを出してもらえた
・出してもらった見積の金額がとても高く、予算的に厳しくて…どうにかなりませんか？
・将来的には家を継ぐ人もいないのでなるべく費用は抑えたい
現地調査の際に、こちらのご相談内容をもう少し詳しくお伺いいたしました。
まず、K様の工事ご希望範囲は上記図で色が塗られている部分です。
よくご利用されるお部屋等（黄色部分）は壁や床の貼替などのリフォームをお考えとのことでした。
あまり利用しないお部屋等（緑色部分）については、耐震改修に伴う工事だけをご希望でした。
今回はリフォームをご希望の良くご利用されているお部屋の調査状況について、順番にご紹介いたします！
こちらの廊下は昔は土間だったそうです。
【玄関ホール】
・壁の仕上げ材：繊維壁
・床の仕上げ材：フローリング
・天井の仕上げ材：化粧ボード
【廊下】
・壁の仕上げ材：漆喰
・床の仕上げ材：フローリング
・天井の仕上げ材：竿縁天井
【K様のご希望】
・玄関ドアの入替
・廊下の一段上がったところから床を増し張りして、天井と壁をきれいにしたい
・予算があるため費用が上がるなら廊下の壁は下半分だけにして、天井は玄関だけ張り替える感じでもよい
・玄関と廊下に設置されている照明器具が直結なので、引っ掛けシーリングに交換してほしい
壁と天井のクロスを貼り替えるだけで空間が明るくなり、リフォームした満足感が得られるかと思われます！
こちらはK様がよく過ごされるお部屋とのことでした。
・壁の仕上げ材：漆喰
・床の仕上げ材：畳
・天井の仕上げ材：竿縁天井
【K様のご希望】
・畳の表替え
・壁と天井をきれいにしたい
・耐震改修工事で壁を増やす予定なので、それに伴って腰窓を入れ替えてほしい
こちらは来客があった時などに使っていらっしゃるお部屋とのことでした。
・壁の仕上げ材：聚楽
・床の仕上げ材：畳
・天井の仕上げ材：竿縁天井
【K様のご希望】
・畳の表替え
・壁と天井をきれいにしてほしい
こちらは木製の大きな引違窓のあるお部屋で、冬になるととても冷え込むそうです(>_<)
・壁の仕上げ材：聚楽
・床の仕上げ材：畳
・天井の仕上げ材：竿縁天井
【K様のご希望】
・畳の表替え
・壁と天井をきれいにしてほしい
・耐震改修工事で壁を増やす予定なので、それに伴って窓を入れ替えてほしい
こちらはK様邸のダイニングです。
プロパンガスをご利用されていらっしゃるとのことでした。
・壁の仕上げ材：一部漆喰／一部プリント合板
・床の仕上げ材：フローリング
・天井の仕上げ材：化粧ボード
こちらはダイニングに設置されているK様邸のキッチンです。
キッチンは30年程使っていらっしゃるとのことでした。
ダイニングのフローリングは歩くと大きく沈む箇所がいくつかありました。
過去に2回ほど床のたわみを補修する工事をされたことがあるそうですが、
「しばらくすると再びたわんでくるんです(;´ο｀)」と大変お困りでいらっしゃいました！
床下に使われていない井戸があるそうで、蓋をしてはいらっしゃるとのことだったのですが恐らく、床下に井戸からの湿気が溜まってしまうことが原因かと思われます。
【K様のご希望】
・キッチンの入替（予算的に厳しい場合は無し）
・ガス湯沸かし器を撤去処分してほしい（今は使ってなくてガスも繋がっていない）
☆床のたわんでいるところをカットし補強してフロアを増し張りしてほしい
・壁と天井をきれいにしてほしい
・耐震改修工事で壁を増やす予定なので、それに伴って窓を入れ替えてほしい
・床下にある井戸の真上に点検口を設置してほしい
床下に溜まってしまう井戸から発生する湿気は外部へ逃がす必要があるため、床下に調質材を敷き、換気扇を取り付けるご提案をさせていただきました。
これでフロアを補強して増し張りすれば、床がたわんでくることもなくなるかと思われます！
・メーカー：Panasonic
・品名：床下用換気扇
・品番：FY-08FFA1
〈床下換気扇とは？？〉
床下の空気を循環させて、湿気を外に排出する役割をもつ換気扇のことを指し、ファンの回転によって風が通りにくい床下に風を起こして、空気の流れを作ってくれます。
風とともに床下に溜まった湿度が排気口から排出されることによって、床下の湿度が調節されます。
床下換気扇は24時間つけっぱなしにするわけではなくて、一定時間のみ計画的に運転させます。
なので、床下換気扇の中にはタイマーが内蔵されているものもあります（今回ご提案させていただいたPanasonicの製品はタイマーは別売です）。
床下換気扇の運転時間は特に決まってはいないのですが、タイマーで10時～15時、もしくは11時～16時の間運転させることが一般的です。
上記時間帯は1日の中で湿度が低い時間帯に該当します。
湿度の低い時間帯に床下換気扇を運転させることによって効率良く換気をすることができ、外気との温度差が少なくなるので結露を防ぐことにも繋がります。
・メーカー：Bulls（ブルズ）
・品名：床下調湿材 フレッシュドライ マットタイプ
〈床下調湿材とは？？〉
周りの湿度が相対的に高い時には湿気を吸収し、反対に周りが乾燥している場合には湿気を排出することによって床下の湿度をコントロールする資材のことを指します。
K様にご提案させていただいたフレッシュドライには、敷き込みタイプとマットタイプの２種類が展開されています。
敷き込みタイプは新築でお家を建てる時に、マットタイプはリフォームの際におすすめです。
原料には国産の天然ゼオライトが使われています。
ゼオライトとは火山活動によって約700万年という年月をかけて作られる鉱物です。
約１億分の6㎝という微細な孔がトンネル状に並んだ構造をしています。
その孔に水や化学物質、ニオイ物質などを吸着させる機能があります。
食品添加物にも認定されている素材なので、安心して使うことができる資材です。
ダイニングの調査に戻ります！
勝手口前の床はダイニングの床よりも低くなっていました。
【K様のご希望】
・勝手口前の床を上げて揃えてほしい
・勝手口は塞いでほしい
（使っていなくて、過去に扉の下部分から動物が入ってきたことがあり、今は外から板で塞いでいる状態）
ダイニングの端には洗面台が設置してありました。
【K様のご希望】
・洗面台を入れ替えてほしい
（洗面台は下台のみで、台が接する壁に後から鏡を取り付けられるように下地をいれてほしい）
以上がK様からお伺いしました耐震改修とリフォームに関するご要望です！！
