泉佐野市の屋根葺き替えで谷樋や軒先水切りを取付け 4/27

泉佐野市T様邸 耐震工事を含めた全面リフォーム工事 


泉佐野市の屋根葺き替えです。この記事では、屋根材を葺く前に施工する各所の板金取り付けの様子をご紹介します。既存の屋根は土葺きの瓦屋根で、この工事で軽量の屋根材、カラーベストに葺き替えます。屋根には、屋根面同士の取り合いや軒先など、雨水が浸入しやすい箇所があります。その部分をきちんと雨仕舞(雨水が内部に浸入しないようにすること)するために板金を取付けています。今回使用した板金は、ガルバリウム鋼板という錆に強い板金です。

屋根材

T様邸で使用する板金と屋根材です。手前に見えているのが屋根面同士の取り合いを覆う棟板金や、軒先や壁際から雨水が浸入しないようにするための水切りです。

T様邸はケイミュー株式会社の「コロニアルグラッサ」という、軽量で厚みが約5mmほどの屋根材を葺きます。

電動梯子で荷揚げします

屋根の解体時にはクレーン車を手配し荷揚げ・荷下ろししましたが、解体後は電動梯子を設置しての作業です。

梯子に荷台が付いていて、その荷台が電動で動きます。

屋根の上に並べます

ひとくくりにされているカラーベストを屋根面に均等に並べて配置しておきます。そうすると、屋根材を葺くときに行ったり来たりせずに、作業がスムーズに進みます。

軒先水切りを取付けます

屋根の軒先は雨水が集中する箇所なので、きちんと雨仕舞しないといけません。軒先に流れてきた雨水が下地の野地板に廻るのを防ぐために、L字型の水切り板金(軒先水切り)を取付けます。屋根面側には板金を折り曲げて水返しという「かえし」を付けています。

ルーフィングの下に取付けます

軒先水切りは、必ずルーフィングの下になるように取付けないといけません。

ルーフィングの上に軒先水切りを取付けると、万が一屋根材の下に雨水が入った時に水切りが雨水を受けて内部に浸入してしまいます。

谷樋を取付け

谷樋も取付けました。

谷樋とは屋根の谷になっている部分に設ける雨樋のことです。

谷樋は、ルーフィングの上にのせて固定します。谷樋の上に屋根材を被せて葺くので、屋根から流れてきた雨水を谷樋が受けるかたちになります。

板金屋根との取り合い

T様邸は瓦屋根の他に、小さな板金屋根があります。

葺き替える屋根と、板金屋根との取り合いから雨水が漏れないように水切り板金を取付けて隙間にシーリングを充填して防水しました。

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