岸和田市の外構の塀を通気性のある塗料で塗装! 2/18

岸和田市O様邸 外部塀の修理及び塗装工事 


岸和田市の外構の塀の塗装です。経年で塀の黒ずみや雨だれ汚れ、ひび割れが目立つようになりご相談をいただきました。塗装してもまた同じように傷んでくるのが心配だ、ということで塀の上部にアルミ製の笠木を取付けました。笠木とは手すり壁や塀の上部の仕上げのことで、天端に落ちてきた雨水が塀の内部に浸入するのを防止するとともに水が切れるので雨だれ汚れなども少なくすることができます。塀のひび割れを補修し、笠木を取付けたので塗装して仕上げます。今回はマスチックローラーで塗装しパターンを付けました。使用した塗料は通気性があるので、塗膜の膨れ等の症状を抑えることができます。

ブロック塀の目地を消します

外構の塀で、ガレージの横のブロック塀も塗装します。この塀はブロックの目地が現れている形状でしたが、その目地が気になるとのことで、上にモルタルを塗って平らにしてから塗装することになりました。

基礎の段差はそのままです

左官職人がモルタルを塗っています。

最近のモルタルは密着性が良くなっているので薄塗でも仕上げることができます。1回塗りではマジが透けてしまうので数回に塗り分けました。一番下温基礎の段差の形はそのまま残ります。(基礎に合わせるとモルタルに厚みが付き塀に影響を与えるため)

塗料で汚さないように養生しました

塀の塗装作業中、塗料が飛んだり下に垂れて地面を汚さないようにシートを敷いてきちんと養生しました。

床で使用している緑色のシートは破れにくく滑りにくいシートです。

マスチックローラーで下塗りしました

今回はマスチックローラー仕上げにするので、まずは下塗りしました。

マスチックローラーという凹凸模様が付けられる専用のローラーに微弾性の下地調整材を染み込ませて転がすとこのような模様が付きます。

 

2回下塗りします

1回塗りではまだ下地が透けてしまうので、下地調整材を2回塗り重ねました。1回目と同様にマスチックローラーで塗装しています。

厚膜に仕上げます

このように、1回塗りと2回塗りでは塗膜の厚みが違うことが分かります。

一般的な塗料は通気性がないため、塀の内側に水が廻った時に密閉されて塗膜が押されてぷくっと膨れることがあります。その症状を抑えるために今回は通気性のある塗料を使用しました。

塗膜が呼吸しているので湿気がこもるのを防ぐことができます。

中塗り・上塗りして仕上げました

下塗りをしっかりと乾燥させてから仕上げの塗料を中塗り・上塗りの2回に塗り分けて塗装しました。

艶があり上品な仕上がりです。パターンもきれいにつきました。

塀の内側も塗装完了

塀の内側もきれいに塗装しました。

塀の内側は地面が土なので雨水が染み込みやすいため、モルタルを塗って段差を付けました。(レンガを置いて隠しています)

塗装完了

塀のメンテナンス完了です。

以前はなかった笠木を取付けたので耐久性がアップしました。塀の色を濃い色にすることで重厚感のある外観になりましたね。

外壁に合わせて白で塗装しました

ガレージの横のブロック塀はモルタルを塗って目地を消し、外壁と同じ白で塗装しました。外壁に続いている面なので同じ色で揃えることで一体性が生まれました。

O様は、笠木の素材や色、塗料の性能、塀の色などよく勉強してこだわりをもって選んでいただき、工事後に「思った以上にきれいな色で満足しています。笠木もフェンスと同じアルミにして正解でした!」とのお声をいただきました。

O様のお力になれてうれしく思っています。ありがとうございました。

 

前回はこちら(岸和田市の塀の天端にアルミ製の笠木取付) 

 

現地調査はこちら(岸和田市の塀の塗装やポストの調査)

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