貝塚市にてトイレの排水トラブル汚水配管の勾配不良を改善工事　工費約17万円（工期6日）

皆様、こんにちは(^^)/
やまなか工務店です♪

暖かくなってきたこの季節、水回りのお悩みはありませんか？
「トイレを流すと変な音がする」「なんとなく水の流れが悪く詰まっているかもしれない」など、日々の小さな違和感も放っておかずにご相談くださいね。
今回はそんな排水に関する施工事例

をご紹介します。この記事が、同じようなお困りごとを解決するきっかけになれば嬉しいです★

貝塚市にてトイレの排水についてご相談があった現場

今回、貝塚市にお住まいのO様より、「トイレ

を流すとゴボゴボと変な音がして、水の流れも悪い気がする

」とご相談をいただき、現場調査

に伺いました。排水不良の原因を特定するため早速現場を調査

します。

変な音が鳴る原因は！？

お家の外に設けられた点検口を開けてみると、汚水が上手く排水されず溜まってしまっている状態でした。水平器を使って排水管の勾配を調べてみると、適切な勾配（こうばい：水がスムーズに流れるようにつける傾き）がついていないことがわかりました。その影響で、うまく排水ができず、トイレを流すと「ゴボゴボ」という異音が鳴っていたようです。
もしこのような状態でそのまま放っておくと、トイレのつまりや水漏れ、ひどい場合は汚水（おすい：トイレから出るよごれた水）が逆流してしまうこともあります。

O様邸には1階と2階にトイレがあり、1階トイレの排水管は床下から直接土の中へと埋設、2階トイレは土間コンクリートの上に設置され、外壁巾木部分から配管されてました。「配管の勾配不足」が排水不良の原因だったので、勾配をつける為外部配管のルート変更と1階トイレの排水管を土間コンクリートの上から出すことで適切な排水勾配を確保する方法をご提案させていただきました。

1階トイレの床下配水管

床下排水管のビフォー・アフターです。土の中へ埋設されていた1階トイレの排水管を、高い位置から排水することで、適切な勾配がつけられるよう土間コンクリートの上に設置しなおしました。

外部配管を設置します

先ほどの1階トイレ床下の排水管とつなぐ外部配管の設置するため、既存の外部排水管を撤去します。外壁の巾木部分に新しく設置した配管を出す穴を開けて、床下に設置した排水管を外に出します。

外壁の巾木部分・・・建物の外壁の最下部、基礎と外壁の間に設けられる部材

１階トイレと2階トイレの排水管を接続

2階トイレの排水管も、掃除がしやすいように掃除口を2つ増やして新しく設置しました。2階トイレの排水管はもともと巾木部分から配管されていたのでそのまま活かしています。太い灰色の塩ビ管（えんびかん）と呼ばれる配管、をY字型の継手チーズやエルボを使って接続していきます。

塩ビ管（えんびかん）・・・塩化ビニル樹脂で作られた管。軽量で加工しやすく、耐水性、耐薬品性に優れているため、給水、排水、下水など、様々な用途の配管に広く使われる。
チーズ・・・配管を枝分かれさせるための継手で、T字形やY字型をしている。本管から枝管を分岐させる場合に使用される。
エルボ・・・配管の方向を変えるための継手で、L字形をしている。
掃除口・・・配管の途中に設けられた、点検や清掃を行うための口。配管内に詰まりが発生した場合などに、ここから工具を入れて詰まりを取り除くことができる。

勾配が取れているか確認

水平器を用いて外部排水管の勾配を確認しています。写真のように気泡が上側に寄っていることから、適切な勾配が確保されていることがわかります。巾木部分から配管を引き出すことで適切な勾配が取れ、汚水や排水がスムーズに流れ、将来的な詰まりのリスク軽減につながります。

仕上げ作業

最後に、排水管を通した穴の隙間から雨水や湿気・害虫などの侵入を塞ぐためにセメントで塞ぎます。そして、設置した排水管を掘り出した土を用いて、埋め戻しします。地中にしっかり埋めることで、周囲の土の圧力によって排水管が固定され、位置がずれにくくなり、接続部分の緩みや破損を防ぎます。

今回は、貝塚市のO様邸にて、トイレの排水不良を引き起こしていた配管の勾配をしっかりと調整する工事を行いました。排水がスムーズにできるようになりトイレ排水時の異音もなくなりました♪

一見するとわかりにくいトラブルも、配管の中をきちんと確認することで原因を突き止めることができます。
「なんとなく流れが悪い」「音が気になる」などの、小さなお困りごとでも遠慮なくご相談くださいね。
現場調査・お見積もりは無料ですので、お家のことで「これって見てもらえるのかな？」と思ったら、どうぞお気軽にお問合せ