貝塚市の塗装の現地調査で目地のシーリングが割れていました 6/6

貝塚市Y様邸 屋根・外壁塗装工事 

 

貝塚市にお住いのY様より「屋根と外壁の塗装を考えてるんです。2年前くらいから目地のシーリングが割れてきて、サイディングも反ってるのできちんと修理してから塗装してもらえますか?」とのご相談があり現地調査にお伺いしました。

化粧スレートの屋根

現地調査の様子です。

屋根は化粧スレートという平たくて薄い屋根材でした。化粧スレートの表面の塗膜が経年で剥がれて色褪せていました。

苔が発生

スレートの表面には苔が発生していました。

表面の塗膜が傷んでくると、スレートが水分を含むようになり苔が、生えやすい環境になってしまいます。

スレートがひび割れています

スレートがひび割れている箇所もありました。

化粧スレートの塗膜が劣化すると、水分を含むようになり、その水分が天気のいい日に乾燥します。含水、乾燥を繰り返す過程でこのように割れてしまうことがあります。

板金を留めている釘の緩み

スレート屋根には棟(屋根と屋根との取り合い)に板金を被せて固定しています。その板金の多くは釘留めされているのですが、強風や地震などの揺れの影響で緩み、抜けてきてしまいます。そうなると板金がズレたり飛散する危険性があるので、塗装前にしっかりと釘を打ち付けます。

目地のシーリングが割れています

外壁はサイディング張りで、目地の隙間を埋めて防水しているシーリングが劣化して割れていました。

目地のシーリングが割れてくるとそこから雨水が浸入して、外壁の内側に水が廻り、木部の腐食や雨漏りの原因になることがあります。

シーリングが剥離しています

目地のシーリングの劣化は目につきやすく、塗り替え時期の目安になります。

もしご自宅の外壁の目地が割れたり剥離することがあれば、業者に相談しましょう。

目地のシーリングの劣化を放置すると建物の防水性能が低下し、外壁材の劣化を早めることもあります。

サイデイングが反っています

初めのご相談で、「サイデイングが反ってきてるのできちんと修理してから塗装してほしい」とのお話がありました。

確認すると、数カ所でサイディングの反りが見られました。

先ほどお伝えしたように、目地のシーリングが傷むとそこから雨水が外壁の内側に周り濡らしてしまいます。そうなると、屋根と同様に含水、乾燥を繰り返す過程でサイディングが反ってしまいます。サイディングの反りを放置すると更に症状が悪化し、最悪の場合割れて張替えが必要になってしまいます。

ベランダのメンテナンス

ベランダの防水は緊急を要するほどの劣化はありませんでしたがこの機会に表面のトップコート塗り替えのメンテナンスをすることになりました。

出窓周りは外壁と同じ色で揃えます

色決めなどの打ち合わせで、焦げ茶色と白を採用されました。

出窓周りは外壁と違う色にしようかご検討されていましたが、外壁と同じ色で塗装してシンプルにまとめることになりました。

建物の防水性能を確保するため、塗装前に目地のシーリングを打ち替えて、サイディングの反りを補修します。

 

次は工事の様子をご紹介します。

 


つづきはこちら(貝塚市の塗装工事着工)

 

 

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