和泉市の木製テラスの屋根の高さ変更工事! 10/28

 和泉市のテラス屋根の改修です。N様邸はこの工事でキッチンの入替や間取り変更などを行います。その中のご相談で「キッチンの窓の向こうに外部に設置しているテラスの屋根がかかっているので、ホコリが飛んできて窓を開けられないんです」というお話があり、窓の上までテラスの屋根の高さを上げることになりました。既存の波板や屋根の骨組みを撤去し、窓の上の位置で新たに骨組みを設置して波板を張って仕上げました。

屋根の高さを変えます

 既存のテラス屋根は木製で、屋根には波板を張った仕上げです。向かって左側の窓の向こうにキッチンがあり、窓を開けるとテラスの屋根のホコリが飛んでくるのでほとんど開けることが無かったそうです。


この工事でキッチンを入替て内装もきれいにリフォームするので、この機会に波板屋根の問題も解消することになりました。

掛けを設置

大きなテラス屋根の半分だけ屋根を上げます。

既存の波板や屋根の骨組みを解体・撤去して、高さを変更し設置します。

新しく設置する屋根の位置に合わせて壁際に「掛け」を設置しました。

ここに屋根の桁をはめ込んで固定します。

テラスの小屋組!

既存の桁の上に小屋束をたてて、掛けに差し込んだ新しい桁を載せて固定しました。


小屋組を窓の上に設置することで、屋根の高さが高くなります。

垂木と桟を設置

 桁の上に垂木(屋根を支える長い材)を取付けて、その上に桟を固定しました。

この桟に向かって波板を固定していきます。

かすがい

 新しく設置した束と、既存の桁がしっかりと繋がっていないと地震の揺れが発生した時に倒れてしまうので、かすがいというコの字形の大きな釘を打ちこんできちんと繋ぎました。他にも必要な箇所に金物を使用して補強しています。

波板を張ります

 テラスの骨組みが完成した後、板金職人が波板を張って仕上げていきます。


使用する波板は耐用年数が長いポリカーボネート製の波板で、色はブロンズです。

傘釘で固定

 波板を固定するフック下地によって異なります。

このテラスは木製なので、木下地用の傘釘で固定しました。波板の重なり代は山部分が二山半以上になるように施工しています。重なり代が少ないと継ぎ目から雨漏りしてしまいます。

樋を設置

 波板を張った後、軒先に雨樋を取付けて完了です!

雨水を地上に送るために竪樋で繋げました。

テラス高さ変更完了

 テラス屋根の高さ変更工事完了です!

窓の上に屋根を上げたので、これからはホコリを気にせず窓を開けることができますね。

屋根が高くなったので、テラスの下も開放感があります。

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