泉大津市の豪雨後の雨漏り調査で水切り板金とシーリング劣化を発見
やまなか工務店です。
「大雨の翌日、天井にシミがあるのを見つけた!」「どうすればいい?」「どこに頼めばいい?」そんなお悩みはございませんか。
今回は、泉大津市にお住まいのO様より「1階和室の押入れの天井に雨染みができ、勝手口付近からも雨漏りしているようだ」とご相談をいただいた事例をご紹介します。
雨漏りの原因は、屋根だけとは限らず、水切り板金のすき間やシーリングの劣化など、思いがけない場所からじわじわと雨水が入り込んでいることも少なくありません。
今回は、室内と屋根の両方をていねいに調査し、原因を一つひとつ確認しながら、確かな補修を行った様子をお伝えしていきます。
同じように大雨のあとの雨染みでお悩みの方は、ぜひ最後までご覧くださいね(*’▽’)
泉大津市で豪雨のあとの雨漏り相談
泉大津市にお住まいのO様より、2025年6月26日の豪雨後、「1階和室の押入れの天井に雨染みが浮かび、勝手口付近からも雨漏りしているようだ」とご相談をいただきました。
雨漏りの原因は屋根だけとは限りません。
外壁や窓まわり、水切り板金のすき間、シーリング材の劣化など、複数の箇所から雨水が浸入している場合もあります。
今回の調査では、室内と屋根を詳しく点検した結果、水切り板金やシーリング材の劣化など、いくつかの不具合を確認しました。
その様子と補修内容についてご紹介します。
窓枠と天井に見つかった水の跡
O様邸にお邪魔し、まずは室内の雨漏り箇所を確認しました。
豪雨後ということもあり、洗面室の窓のサッシ枠には雨水が伝ったような跡がくっきりと残っています。
和室の押入れの天井には、広い範囲にわたって雨水の跡が広がっていました。
天井にできた雨染みは、豪雨後にすでに雨漏りが起こっている何よりの証拠です。
雨染みとは、雨水が建物の内部に染み込み、天井や壁にシミとなって現れる状態を指します。
そのまま放っておくと木材の腐食やカビの発生につながり、お住まいの寿命を縮めるだけでなく、アレルギーや喘息の悪化など、体への影響も心配されます。
皆様のご自宅でも、思い当たる症状はありませんか☔
皆様のご自宅でも、思い当たる症状はありませんか。
✅天井や壁にシミが浮かんでいる
✅押入れの中だけジメジメする
✅窓枠に水滴がついている
✅雨の日にクロスが浮いてくる
✅外壁や窓まわりのシーリングにひび割れがある
一つでも当てはまるお客様は、豪雨後などに屋根や外壁から雨水が入り込んでいる可能性があります。
放っておくと雨漏りが進行してしまう場合があります。
お早めにやまなか工務店にご相談下さいね(*^^)v
水切り板金とのし瓦の間に隙間あり
続いて外に出て、O様邸の1階部分の屋根を確認しました。
O様邸の屋根には、日本の住宅で広く使われている釉薬瓦(ゆうやくかわら)が葺かれていました。
屋根面には平瓦、棟部分には、のし瓦が積まれ、その上には、雨水を建物の外へ流すための水切り板金が取り付けられています。
今回は、その水切り板金とのし瓦の間にすき間が生じていることを確認しました。
このようなすき間は、大雨の際に雨水が屋根内部へ入り込み、雨漏りにつながる原因となることがあります。
今回は、水切り板金とのし瓦のすき間を適切に補修し、雨水が浸入しない状態へ改善するご提案を予定しています。
入隅に残る漆喰(しっくい)の塊を発見
入隅の部分には、漆喰(しっくい)の塊が残っているのも見つかりました。
過去の補修の際に、すき間を埋めようと漆喰が余分に盛られたものと考えられます。
入隅とは、壁と壁が内側に交わる「くぼんだ部分」のこと。アルファベットの「L」の内側のような形をした箇所を指します。
漆喰とは、消石灰を主原料とした、日本の伝統的な塗り壁材です。
入隅にシーリング材が詰められていない
O様邸の入隅部分の水切り板金の継ぎ目には、本来あるはずのシーリング材が詰められておらず、板金同士が重なっているだけの状態で、隙間が生じています。
シーリング材とは、建物のすき間や継ぎ目に詰める、ゴムのような弾力を持った充填材のこと。
入隅は雨水が集まりやすい場所のため、隙間をシーリング材で適切に補修し、防水性を回復させようと思っています。
のし瓦のシーリング硬化とひび割れ
のし瓦をよく見ると、継ぎ目のシーリング材が硬化し、ひび割れているのが確認できました。
シーリング材を詰めたばかりのころは、柔らかなペースト状でも、紫外線や気温の変化を受け続けることで、年数とともに弾力が失われていきます。
一般的な耐用年数は約10~15年程度とされ、劣化が進むとすき間が生まれ、豪雨後にそこから雨水が浸入しやすくなります。
劣化したシーリング材は打ち替えを行い、防水性能を回復させるご提案をしました。
のし瓦の欠けを発見
さらに、O様邸ののし瓦を見ると、のし瓦の一部が欠けているのも見つかりました。
欠けた部分からは、直接雨水が入り込みやすくなるほか、瓦本来の防水性能も損なわれてしまいます。
面戸漆喰(めんどしっくい)のひび割れを発見
平瓦とのし瓦の間には「面戸漆喰(めんどしっくい)」という白い漆喰が詰められていましたが、漆喰がひび割れている箇所が見つかりました。
面戸漆喰とは、平瓦とのし瓦の間にできる隙間を埋めるために使われる、白い漆喰のこと。
また、のし瓦の継ぎ目には、シーリング材も使われていました。
外壁と板金の境目に隙間がありました
外壁と水切り板金が接する部分にも、隙間ができていました。
この境目は、雨水が集まりやすい箇所のため、すき間があると雨水が壁の内部を伝って、雨漏りの原因になってしまいます。
瓦のシーリング固定に潜むリスク
O様邸の屋根瓦には、シーリング材が広範囲に塗られた箇所が見つかりました。
これは瓦をシーリング材で固定する「ラバーロック工法」と呼ばれるものです。
ラバーロック工法のメリットは、瓦をシーリング材でがっちり固定するため、地震や強風による瓦のずれ・落下を防げます。
ラバーロック工法のデメリットは、瓦の下にある雨水の逃げ道までふさいでしまい、かえって雨水が抜けずに雨漏りを引き起こしやすくなります。
瓦屋根は、瓦の下を雨水が流れて外へ排水される構造になっています。
そのため、必要以上にシーリング材を充填すると雨水の逃げ道をふさいでしまい、かえって雨漏りの原因になることがあります。
シーリング工事は、施工する位置や量を見極めることが重要です。
泉大津市の雨漏り調査|勝手口まわりのシーリング剥がれ
勝手口を調査したところ、電気メーター枠のビス付近から雨水がしみ出しているのを確認しました。
窓枠と外壁の間のシーリング材も剥がれ、すき間があいている状態です。
シーリング材が剥がれると防水機能が失われ、豪雨後にすき間から雨水が浸入しやすくなるため、勝手口の扉枠と外壁のすき間についても、シーリング材を打ち替え、防水性を回復させるご提案をいたしました。
今回の調査では、室内・屋根・外壁・勝手口まわりを確認した結果、水切り板金のすき間やシーリング材の劣化、面戸漆喰のひび割れなど、複数の不具合を確認しました。
雨漏りは一か所だけが原因とは限らず、さまざまな劣化が重なることで発生するケースも少なくありません。
天井のシミや窓まわりの水滴など、気になる症状が見られた際は、早めの点検をおすすめします。
やまなか工務店では、お住まい全体を丁寧に調査し、原因を分かりやすくご説明したうえで、必要な補修のみをご提案しています。
O様にも調査結果をご説明し、水切り板金の補修やシーリング打ち替えなどのお見積りをご提出したところ、ご依頼をいただきました。
次回は、実際の補修工事の様子をご紹介します。ぜひご覧ください。
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