貝塚市で洋瓦と台風の強風で折れた軒樋、割れた竪樋の復旧工事
現場を拝見すると、想像以上の被害状況でした。
2階の美しい洋瓦屋根の一部が損傷し、大切なテラス屋根も強風で飛ばされてしまっていました。
洋瓦とは？
洋瓦とは、スペイン風や南欧風のデザインが特徴の、波型の形をしたおしゃれな瓦のこと。
さらに、雨水を適切に流すための軒樋(のきどい)や竪樋(たてどい)も被害を受けており、「このままでは雨漏りが心配」という状態でした。
軒樋とは？
屋根のふちに取り付けて、雨水を受け止めて流すための横向きのパイプのこと。
竪樋とは？
竪樋とは、軒樋から集めた雨水を下へ流すための、壁に沿って垂直に取り付けるパイプ
台風の影響で、降り棟(くだりむね)の瓦が浮いてしまい、隙間ができている状態でした。
降り棟とは？
降り棟とは、屋根のてっぺんから下へ斜めに伸びる瓦の山部分で、屋根の面と面が合わさる角を守る大事な部分。
このような状態では雨水が侵入する危険性があるため、早急な修理が必要な状態でした。
棟瓦とは？
棟瓦とは、屋根の一番高いところや角に使われる瓦で、屋根のつなぎ目を雨や風から守る大切なパーツのこと。
破損している棟瓦を慎重に取外し、新しい瓦に入れ替えます。
熟練の職人が、お家の美観を損なわないよう、新しい瓦にきれいに交換していきます。
漆喰とは？
漆喰とは、瓦と瓦のすき間をふさいで雨水の侵入を防ぐための白い粘土のような材料のこと。
この作業は瓦を傷つけないよう、とても慎重に行う必要があります。
防水性なんばん漆喰とは？
防水性なんばん漆喰とは、水をはじく力が強い補修用の漆喰で、瓦のすき間を埋めて雨漏りを防ぐために使われる丈夫な材料のこと。
粉末状の漆喰を職人が水と混ぜ合わせ、最適な硬さに調整するのも職人技の見せ所です。
経験豊富な職人がコテを使って表面を均一に整え、雨漏りを防ぐと同時に瓦をしっかりと固定します。
真っ白な漆喰が美しく仕上がり、屋根全体の見た目もぐっと良くなりました。
機能性と美観を両立させた、屋根に仕上がりました。
瓦専用ボンドとは？
瓦専用ボンドとは、瓦同士をしっかり固定するための接着剤で、強風や雨でも瓦がずれにくくするために使われます。
小さな隙間からの雨水侵入も見逃さない、きめ細やかな作業が雨漏り防止の秘訣です。
新しい瓦は既存の瓦と色合いを合わせ、修理跡が目立たないよう配慮しています。
軒瓦とは？
軒瓦とは、屋根の端に取り付ける瓦で、雨の流れを整えたり、屋根の見た目を美しく仕上げる役割。
古い瓦を取り除き、新しい瓦をぴったりと差し込んで、屋根全体の統一感を保ちます。
この細やかな作業が、長期間にわたって屋根を守る重要なポイントになります。
S様にも「こんなにきれいになるなんて！」と大変お喜びいただけました。
軒樋とは？
軒樋とは、屋根のふちに沿って取り付ける雨水の受け皿のようなもので、屋根に降った雨を集めて流す役目があります。
これで雨が降っても、雨水がしっかりと軒樋を通って適切に排水される安心システムが復活しました。
竪樋とは？
竪樋とは、屋根から流れてきた雨水を下へ流すためのたて向きの管で、建物の壁に沿って取り付けられています。
これで雨水の溢れや建物への悪影響を防ぐことができます。
台風という自然災害で傷ついてしまったS様の大切なお家でしたが、台風被害にあった箇所を修繕することにより、以前よりも美しく、そして安心して暮らせる状態に復旧することができました。
お客様より、「これで、台風前のように安心して生活することができます。」とお喜びいただけました。
次回のブログは、貝塚市S様邸の台風で飛ばされた2階のテラス屋根張り替えの様子をご紹介します。
是非、次回のブログもご覧下さい。
