岸和田市で食器棚蝶番交換工事！扉の開閉がスムーズに（約2.4万円：工期1日）
一見すると目立った損傷はなかったのですが、実際に扉を動かしてみると、以下のような症状がみられました。
・扉が勝手に閉まってしまう
・ゆっくり閉めても最後に「ガタン」と音がする
・左右の扉の隙間にズレが出ている
これらは蝶番（ちょうつがい）の劣化によって発生する典型的な症状です。
蝶番には扉の開閉だけでなく、正しい位置に扉を保つ「保持力」や「調整力」といった重要な役割があります。
そのため、内部のバネや締め付け部に劣化が出ると、開閉に不具合が生じやすくなります。
U様邸の食器棚で使われていたのは「スライド蝶番」と呼ばれるタイプで、扉の内側に取り付けることで外観がスッキリと仕上がるのが特徴です。
スライド蝶番は、本体とプレートが1セットになった構造で、どちらか一方が欠けてしまうと正常な機能を果たせません。
既存の蝶番本体の品名は「SヒンジホンタイH95」、プレートの品名は「チョウバンプレートLX・LXH（樹脂製）」という製品で、どちらも2004年～2006年頃に廃番となっているものでした。
今回はこれらの後継品として、蝶番本体「NSヒンジ（10147205）」とプレート「T-11プレートH（10147721）」を採用し、交換工事を行いました。
なお、新しく取り付けたプレートは、既存のプレートよりもサイズが小さく、既存のビス穴を完全には隠すことができません。
そのため、ビス穴が見えた状態となる部分には、コーキング材などを使用して簡易的に塞ぐ仕様で施工を行いました。
これにより、見た目の仕上がりを整えるとともに、隙間からの湿気や汚れの侵入を防ぐ工夫も施しています。
スライド蝶番（隠し蝶番）は、家具やキッチン収納などで広く使用されている蝶番のひとつで、以下のような特徴があります。
・扉を閉じたときに金具が見えにくい
・開閉角度を選べる種類が豊富
・微調整がしやすく、扉の水平・垂直・前後のズレを補正できる
一方で、構造が複雑な分、内部バネの消耗やビスの緩みといった経年劣化が出やすいという面もあります。
U様邸のスライド蝶番は、20年以上前のもので、部品の供給も終了していたため、一式を新しい蝶番に交換することとなりました。
・扉を閉じたときに金具が見えにくい
・開閉角度を選べる種類が豊富
・微調整がしやすく、扉の水平・垂直・前後のズレを補正できる
一方で、構造が複雑な分、内部バネの消耗やビスの緩みといった経年劣化が出やすいという面もあります。
U様邸のスライド蝶番は、20年以上前のもので、部品の供給も終了していたため、一式を新しい蝶番に交換することとなりました。
蝶番が複数個所についているため、各位置ごとに慎重にビスを外し、棚板や内部構造を傷つけないように注意します。
経年による汚れやサビが蝶番周辺にも付着していたため、取り外し後はその部分をきれいに清掃し、新しい金具がしっかりと固定できるように下地の状態を整えました。
・扉の角度調整が可能（上下・左右・前後）
・ソフトクローズ機能付きで静かに閉まる
取り付け後には、開閉テストを行いながら、ミリ単位での調整を行いました。
特にU様のように「開閉時の音の滑らかさ」を気にされる方には、この微調整がとても重要です。
これらの穴から湿気や汚れが侵入するのを防ぐため、また見た目を整えるために、コーキング材を使用してしっかりと塞ぎます。
この補修作業により、施工後の仕上がりが美しくなり、長期的な耐久性も向上します。
