みなさん、こんにちは！
やまなか工務店です(^_^)/

今回は岸和田市U様邸にて行った「レンジフード取替工事」について、詳しくご紹介いたします。
U様からは「手術をしてから腕が上がりにくくなり、レンジフードのお掃除が大変…」とのご相談をいただきました。

高い位置にあるレンジフードのフィルター掃除は、脚立を使わなければならず、特に体調に不安がある方にとっては大きな負担です。
キッチンを清潔に保つためには定期的なお手入れが欠かせませんが、その作業が億劫になってしまっては本末転倒です(>_<)
U様のお悩みを解消すべく、操作がしやすく、お手入れも簡単な最新のスリム型レンジフードへのお取替えを行いました！

🔍現地調査とレンジフードの選定

まず初めに現地調査を行い、既存の設備状況や壁面・ダクトの位置、電源の確認を行いました。
U様邸に設置されていたレンジフードは、昔ながらのブーツ型（深型）で、ダクトが壁面に設けられた一般的な設置形態でした。
設置から年数が経過しており、全体的なくすみや、フィルターの油汚れも目立っている状態でした。

ブーツ型は吸引力に優れている反面、フィルターの掃除がこまめに必要で、さらに構造的に凹凸が多いため、拭き掃除がしにくいという難点があります。
今回の工事では、こちらを撤去し、リンナイのノンフィルタータイプのスリム型レンジフード「TLR-3S-AP752SV」への交換を実施しました。

こちらの製品の特徴は、まず整流板によって吸引力を高めつつ、油煙を効率よく取り除く構造を持っているという点です。
さらに、ノンフィルタータイプで、内部の掃除がとても楽になるという点も魅力です。
吸い込まれた空気はシロッコファンで高速回転され、油分と空気に分離されます。
分離された油分はオイルトレイに収集され、空気は排気ダクトから建物外部へと排出される仕組みです。

シロッコファンやオイルトレイといったお手入れが必要な部品も簡単に取り外して洗える設計になっているため、高い位置まで手を延ばさなくても掃除可能で、清潔さと安全性の両立が実現できる製品となっています。

🔧レンジフード取替工事の施工の流れ

工事当日は、朝9時にU様邸へお伺いし、工務店のスタッフ1名と職人さん1名の計2名体制で施工に取りかかりました。
キッチン内はU様が事前に片付けてくださっていたため、スムーズに準備が進みました。
続いて、施工手順について詳しくご紹介いたします。

①既存のブーツ型レンジフードの取り外し

作業に入る前に、キッチン周辺や床などをしっかりと養生し、まずは既存のレンジフードを取り外します。
油汚れが広がらないように注意しながら、既存のレンジフードを分解して取り外します。
電源を安全に遮断した上で、ダクト接続部分・壁面ビスなどを丁寧に取り外します。
長年使用されていたため、レンジフード本体や周辺の壁には油汚れが蓄積していました。
取り外し後には、壁面のクリーニングや、配線・ダクトの点検も行います。

②ダクトと電源の調整

既存のブーツ型レンジフードを取り外した後は、レンジフードの裏側に隠れていた壁面やダクト周辺の清掃を行います。
場合によっては軽い研磨を加えながら、できる限り綺麗な状態に整えます。
同時に、ダクトの状態も確認し、内部に破損や詰まりが無いことをチェックします。
吸引効率を妨げる要因がないか、細かく見ていきます。

③本体の仮設置と高さの調整

今回の目的は「手の届く位置にする」こと。
そのため、高さを慎重に計測し、U様ご希望の位置に仮固定します。
実際にU様に立っていただき、操作のしやすさや掃除のしやすさを確認しました。

④電源接続・ダクトの接続

設置する位置が決まったら、電源と排気ダクトの接続を行います。
配線の絶縁をチェックし、ダクト接続部の気密確認を行い、問題がないことを確認します。
安全性と吸引効率を確保するため、確実な接続作業を実施しました。
接続後は動作テストも兼ねて、一度通電し、ファンの動きや風量の確認もこのタイミングで行います。

⑤オプション部材の取付（幕板・目隠し板）

次に、レンジフード本体の周囲を仕上げるためのオプション部材を取り付けます。
全面上部を覆う「スライド前幕板（Hiタイプ：MPS-HSLDX-5875SV）」と、側面の隙間を隠す「横目隠し板（UYMPX-1835LSV)」をそれぞれ設置します。
これにより、キッチン全体の美観を損なうことなく、統一感のある仕上がりになりました。
幕板と本体の結合部にはズレが出ないよう、数ミリ単位で調整を加えながら取り付けています。

⑥レンジフード本体とキッチンパネルの隙間のコーキング仕上げ

最後に、レンジフードとキッチンパネルの結合部にできるわずかな隙間を、コーキング材で丁寧に埋めていきます。
これは、油汚れやホコリ、水蒸気が隙間に入り込んでカビや腐食の原因になるのを防ぐための重要な工程です。
また、隙間を塞ぐことで防虫・防臭効果も期待でき、見た目も美しくスッキリと仕上がります。
色味も設備と合わせたコーキング材を使用することによって違和感のない、自然な仕上がりとなりました。

⑦最終チェック・試運転・操作説明

すべての取り付けが完了したあと、電源を入れて試運転を行い、風量やファンの動作、吸引音のチェックを行います。
異音がないか、振動が発生していないかなども細かく確認します。
また、U様に操作方法、お手入れ方法をご説明するとともに、整流板の開け方、オイルトレイの外し方、定期点検のポイントなどを実際に手を動かしていただきながら、一緒に確認していただきました。
U様からは「掃除が本当に楽になりそう」「これで安心して使えます」と大変うれしいお言葉をいただきました！

💡使用製品の詳細とこだわり

また、今回取り付けたリンナイのオプション部材は下記のとおりです。

①スライド前幕板（Hiタイプ）
・品番：MPS-HSLDX-5875SV
②横目隠し板
・品番：UYMPX-1835LSV

これらの部材は、見た目の美しさだけでなく、汚れの侵入やホコリ溜まりを防ぐという実用面でも重要なパーツです。
特に目隠し板は、吊戸棚とレンジフードの間に生まれる隙間を解消し、ホコリの溜まりやすい「デッドスペース」を無くしてくれる効果があります。
また、部材の色味が本体と統一されることで、違和感なく空間に馴染みます。

⌛施工期間と費用

今回のレンジフード取替工事の工期は1日でした。
朝9時頃からお昼前くらいまでの作業時間で完了しました。
お客様の生活に極力影響を与えず、迅速かつ丁寧に施工を終えました。

また、かかった費用は機器本体・部材・施工費等すべて含めて、約20万円（税込）でした。
コストパフォーマンスにも優れ、今後長く快適にご使用いただける内容となっております。

😊お客様のご感想

レンジフードの取替工事施工完了後、U様からは以下のようなお声をいただきました。

「今までは脚立に乗らないと掃除できなかったけど、これなら腕を伸ばすだけで届くので安心です」
「デザインもすっきりしてて、キッチンが広く見える気がします！」
「音も静かで、作動してるのを忘れるくらいです（笑）」

安全性・清掃性・操作性が向上し、U様のキッチン時間が格段に快適になったとのことで、私たちも嬉しい限りです！(*^_^*)

📝まとめ

今回は、岸和田市U様邸でおこなった「レンジフード取替工事」についてご紹介しました。
日々の生活の中で「掃除が大変…」「操作がしにくい」といったお悩みは、意外と見逃されがちです。
しかし、少しの工夫や設備の見直しで、それらの悩みは驚くほど解消されます。
特にレンジフードは、お料理をするたびに使う設備でありながら、設置後に放置されがちな場所です。
年数が経って吸引力が落ちたり、油汚れが蓄積されていたりと、知らず知らずのうちに快適性や安全性が損なわれていることもあります。
今回のように、高さの調整や機能性の高い製品への交換を行うことで、日々のお手入れの負担が減り、より安心して暮らせる環境が整います。

やまなか工務店では、お客様の声に耳を傾け、丁寧な調査・ご提案・施工を通じて、暮らしをより良くするお手伝いをいたします。
「こんな小さなこと相談してもいいのかな？」というような内容でも、ぜひお気軽にご相談ください(^_^)/

次回は、岸和田市U様邸で同時に行ったキッチンの水栓交換工事についてご紹介いたします。
お楽しみに♪

💪お家のお悩みごとはやまなか工務店にお任せください！

岸和田市U様邸に関するブログはこちら！

【岸和田市　U様邸の現地調査ブログはこちら】
➡岸和田市U様邸でレンジフードの高さや使い勝手を見直すご相談

【岸和田市　U様邸の工事ブログはこちら】

・キッチンの水栓の交換工事
➡岸和田市でキッチン水栓の交換工事！毎日使う場所を快適に（約6万円：工期1日）

・キッチンの食器棚の蝶番の交換工事
➡岸和田市で食器棚蝶番交換工事！扉の開閉がスムーズに（約2.4万円：工期1日）