高石市で穴が空いた箱樋から雨漏り!ガルバリウム鋼板の箱樋に交換
こんにちは、やまなか工務店です。
お盆を過ぎても、まだまだ暑い日が続きますね💦
この時期は、突然の夕立やゲリラ豪☔に驚かされる季節でもあります。
屋根や雨樋からの雨漏りでお困りの方も多いのではないでしょうか。
小さな水漏れでも放っておくと家の中に被害が広がってしまうことがあります。
今回は高石市での雨樋(箱樋)の劣化による雨漏り修繕工事の様子をお伝えします。
広い瓦屋根が印象的なF様邸
昔ながらの日本家屋らしい大きな瓦屋根が特徴の、とても立派なお家です。瓦屋根は耐久性に優れていますが、屋根の面積が広い分、雨水が流れ落ちる量も多く、雨樋に大きな負担がかかってしまいます💦
特に大屋根と下屋根が向かい合う部分には「箱樋(はこどい)」と呼ばれる雨樋が設置されており、そこに雨水☔が集中します。
今回は、その箱樋が劣化して穴が開き、雨漏りの原因となってしまったため、修繕工事を行うことになりました。
大屋根と下屋根が向かい合うF様邸の屋根形状
大屋根(建物の一番大きな屋根部分)と下屋根(1階部分にある屋根)が向かい合う形になっており、雨水が同じ場所に集中して流れ込む構造になっています。
この屋根同士が向かい合う部分には「箱樋(はこどい)」と呼ばれる樋が設置されていて、雨水をまとめて排水する役割を担っています。
しかし、F様邸は、大屋根の幅が8メートル以上もあり、特に大雨の日は大量の雨水が箱樋に流れ込み、オーバーフロウしている可能性もありました。
箱樋・・・屋根の谷部分や複数の屋根が交わる場所に設置される雨樋の一種で、名前の通り「箱型」をしている。
錆びが進行し穴が空きかけた箱樋の状態
F様邸の箱樋は銅製でしたが、瓦のくぼみに沿って雨水の通り道ができ、いつも同じ場所に水が落ち続けていました。
さらに、大屋根の軒先から20〜30センチ下に箱樋が設置されているため、雨水が落ちる衝撃も大きく、その部分に等間隔で錆びが進行していました。
実際に以前、穴が開いた箇所を当社でパッチワーク修理しましたが、修理をしていない部分も次々と傷みが広がってきていました。
このままでは再び雨漏りが発生するため、より耐久性の高い「ガルバリウム鋼板製の箱樋」への交換をご提案させていただきました。
箱樋交換のため周囲の瓦を一時撤去
「仮撤去」とは、瓦を一時的に外して作業し、後から元に戻す方法で、瓦自体を新しく取り替えるわけではありません。
こうすることで、箱樋の入れ替え工事を安全かつ確実に進めることが出来ます。
ガルバニウム鋼板製の箱樋を設置
ガルバニウム鋼板製の箱樋を設置します。
「ガルバニウム鋼板」とは、アルミと亜鉛でメッキされた鋼板のことで、錆びにくく耐久性が高いのが特徴です。雨☔や湿気に強く、従来よく使われていた銅製よりも長持ちするため、最近では住宅の屋根材や雨樋によく使われています。
また、箱樋の端に等間隔で四角い穴を開けて加工していますが、これは大屋根の下にある「垂木(たるき)」の位置に合わせるためです。
垂木・・・屋根の骨組みを支える木材で、屋根の勾配に沿って並んでいる細長い部材のこと。屋根の瓦や野地板(のじいた)を支える重要な構造材で、等間隔で配置されている。
箱樋に水返しと共材を取り付け
新しいガルバニウム鋼板の箱樋に「水返し(みずがえし)」と「共材(ともざい)」を取り付けた様子です。
水返し・・・箱樋の端や接合部分に取り付ける小さな折り返し板のことで、雨水が樋の外に逆流するのを防ぐ役割。
共材・・・箱樋を屋根や垂木に固定するための専用金具のこと。箱樋に直接ビスを打つと水漏れの原因になりやすいため、この共材を使ってしっかりと固定する。
瓦を元に戻す際には、ずれたり浮いたりしないようにビスでしっかり固定します。
さらに、瓦と瓦の隙間や箱樋との接合部には、隙間から雨水が入り込むのを防ぐ為「シーリング」を充填しています。
雨漏り修繕工事完了!瓦屋根と箱樋が美しく復活
古くなった銅製の箱樋を耐久性の高いガルバニウム鋼板製に交換し、周囲の瓦も元の位置に戻してしっかり固定しました。
シーリング充填や水返し、共材の取り付けなど、細かい部分まで丁寧に施工しているため、雨水が屋根内部に侵入する心配はありません。
屋根全体の景観も美しく整い、F様にも「これで安心して雨の日も過ごせます」と喜んでいただけました。
雨漏りや屋根の不安は、放っておくと大きなトラブルに繋がることがあります。
「うちも同じような症状かも…」と感じた方は、ぜひ一度やまなか工務店にご相談ください。
お電話やメールでのお問い合わせはいつでも受け付けております。
樋工事の事ならやまなか工務店にご相談下さい。
高石市F様邸に関するブログはこちらから
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➡高石市の瓦屋根の平屋1階建てで箱樋から雨漏りの為取り換え工事 約95万円(工期 1日)
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