岸和田市の屋根葺き替えで瓦からカラーベストに！ 約360万円 工期10日 1/18
既存の屋根は瓦葺きで、屋根の老朽化が進み瓦が全体的にズレて古い印象を与えていました。
美観も損ねていましたが、雨漏りという重大な問題が発生し、屋根を葺き替えることになりました。
土と瓦を下ろして軽量なカラーベストに葺き替えました。
屋根が軽くなったので地震の際も有利になります。屋根材を変えたことですっきりとした外観になりました！
既存の屋根は土を敷いた瓦屋根です。
粘り気のある土で瓦を固定しているのですが、経年で土が痩せたり雨水で流れると瓦をしっかりと固定できなくなり、風で飛ばされたりズレてしまいます。
S様邸の瓦は土が痩せたことで全体的にズレが生じ、ズレを戻しても隙間があいてしまう可能性が高かったので葺き替えることになりました。
屋根の葺き替え工事では建物の周りに足場を設置させていただきます。
費用はかかりますが、安全に工事を行ために、そして土ホコリなどで近隣に迷惑をお掛けすることがないように必要なのでご了承ください。
足場を設置して落下防止、飛散防止のメッシュシートを取付けました。
既存の瓦をめくって、下に敷いている葺き土もすべて撤去してきます。
葺き土を撤去すると昔ながらの黒い防水紙が見えてきたのでめくって取り除きました。
防水紙は経年で傷み、ボロボロになっていました。防水紙が健全であれば瓦がズレても雨漏りすることはありません。また、屋根の野地板（のじいた・下地の板）は杉のバラ板でしたが、こちらは撤去せずそのまま残して上に構造用合板という強度のある合板を野地板として設置していきます。
土葺きの瓦屋根の葺き替えでは大量の瓦に加えて土もたくさん運び出さないといけません。
作業を円滑に進めるためにクレーン車を手配して横付けして作業しました。
クレーン車があると、瓦や土を下ろす作業がスムーズに進みますし、野地板などの資材を屋根の上に上げる時にも助かります。
既存の杉のバラ板はそのまま残し、上に構造用合板の野地板を張りました。
野地板は屋根の垂木（たるき・屋根を支える構造部分）に向かってしっかりと留め付けました。
垂木に向かって野地板を固定することで既存の屋根と新しく葺いた屋根が一体となり、強風で飛ばされにくくなります。
野地板を張った後、屋根の下葺き材である「ゴムアスルーフィング」を敷きました。
屋根を雨水から守っているのは屋根材ではなく下に控えているルーフィングなどの防水紙です。
ルーフィングは屋根材をめくらないと交換できないので、耐久性があり長持ちするゴムアスルーフィングを使用しました。
軒先とケラバに水切りを取付けてからカラーベストを葺きました。
水切りとは雨水が内部に浸入するのを防ぐ金物のことです。
屋根の端（ケラバ）や先端部分（軒先）に金属製の水切りを被せて取付けることで野地板の小口が隠れて雨水が染み込みにくくなります。また、屋根面に流れてきた雨水も水切りを取付けることで適切に排出されるようになります。
軒先から順番にカラーベストを釘留めし、棟（屋根の頂点部分）まで葺いた後、棟板金を取付けました。
棟板金とは棟に取り付ける板金のことです。
棟板金は屋根に直接取付けることができない（固定した部分から雨水が入るため）ので、貫板という下地の板を屋根面に固定してから棟板金をかぶせて貫板に向かって固定しないといけません。
棟板金を取付けて屋根の葺き替え完了です！
既存の屋根は上を歩くとフワフワと動いて心許なかったですが、、丈夫な野地板を設置してからカラーベストを葺いたので丈夫な屋根に生まれ変わりました。
見た目もすっきり、美しいですね(^-^)/
S様邸は2階建てですが、平屋部分の面積が広いので、自然と下屋（下の屋根）の方が広くなります。
下屋も大屋根と同じ手順ですべて葺き替えました。
「雨漏りが止まらなくて雨が降るたびに心配でしたが、これからは安心して過ごせるので嬉しいです」工事後のS様の声です。
S様が安心して暮らせるようになり、私たちも嬉しいです。ありがとうございました(*^_^*)
S様邸は同時に外壁も塗装したので全体的に美しく仕上がっています。
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屋根葺き替え工事
工期 約10日間
足場設置 約23万円（税込）
屋根葺き替え工事 約360万円（税込）
（既設屋根撤去工、屋根葺き替え（下屋含む）、野地板改修など含む）