泉大津市で床を撤去して床組を設置!根太レス工法を採用しました 1/28
泉大津市の内装リフォームで1階の床をすべて撤去して床組から設置しなおしました。
建物が古くなり床のレベル(水平)がかなり狂っていたので、設置しなおしています。
根太掛け、大引、束石、鋼製束で床組を設置!耐震面でも心配されていたので補強金具を取付けました。
それでは工事の様子をご覧ください(^-^)/
建物が古くなり床のレベル(水平)がかなり狂っていたので、設置しなおしています。
根太掛け、大引、束石、鋼製束で床組を設置!耐震面でも心配されていたので補強金具を取付けました。
それでは工事の様子をご覧ください(^-^)/
泉大津市T様邸の床組設置の様子
工事着工日に解体作業を行ない、既存の床をすべて撤去しました。
ここに新しい床組を設置していきます。
新築の場合は床のレベルを水平にすることができるのですが、リフォームの場合は水平を出せないことがります。
T様邸の場合は、掃き出し窓や階段の上り口がそのまま残っているのでその取り合いを合わせないといけないからです。
床を撤去してから設置しなおすので、床だけを張り替えるよりもレベルが出しやすいですが完全ではありません。
床組を設置していきます
まずはお部屋の周囲に根太掛けを設置し、大引を通しました。
根太とは床板を支えるための材で、根太掛けは根太の端を支えるベースとなる横木のことです。
そして大引とは、木造の建物の1階床を支える梁部材のことです。
どちらも床を支えるために必要です。
束石(つかいし)と鋼製束(こうせいつか)を設置しました
大引の下に束石を設置し、鋼製束を取付けました。
束(つか)とは、床を支えるための短い柱のことで、束石とは束を支える土台のことです。
既存の束は木製でしたが、腐食に強くて上下の調整がいつでもできる鋼製束を設置しました!
鋼製束は金属製なので、木製のように腐食や白蟻被害の心配がなく、調整可能なので将来的に床鳴りした時に簡単に修理することができます。
根太レス工法で床を設置します
T様邸はこの工事で「根太レス工法」で床を設置します。
一般的な床は、大引の上に対角になるように根太(床板を支える長い材)を設置し、その上に床下地を張るのですが、根太レス工法の場合は根太を使用しません。代わりに、厚みのある構造用合板を(今回は厚み24㎜を使用)直貼りすることで床の強度を保っています。
床の下地となる部分が頑丈なので、将来的な床のたわみの心配がありません。
24㎜厚の構造用合板を直貼りし、床下地が完成しました!
この上にリクシルのフローリングを張っていくのですが、天井や壁の下地を設置しないといけないので、フローリングを張るのは工事の最後の方です。
T様は耐震面でも心配されていて、できる範囲で補強してほしいというご相談をいただいたので、このあと各所の補強作業を行ないました。
補強金物を使って針や柱などの接合部分を補強します
天井板をすべてめくって張替えるので、この機会に補強金具を用いて各所を補強することになりました。
写真は「かど金物」と「鎹・かすがい」です。それぞれ役割があり、地震で建物が揺れた時に構造がバラバラにならないように繋ぐ役割があります。
現在の新築の建物ではこのような補強金具できちんと補強されていないと建築基準法により建物を建てることができません。
鎹・かすがいを打ち込みました
鎹とは木材と木材を繋ぐ目的で打ち込む大きな釘のことです。
形状は「コの字」で、ホッチキスの針を大きくした感じです。木材同士がバラバラならないように鎹を打ち込んで補強しました。
かど金物で梁と柱を繋ぎで補強しました
続いて、梁と柱の接合部分にかど金物を取付けて補強しました。
かど金物で梁と柱を繋ぐことで、建物が地震で揺れた時に有利になります。
地震で建物が倒壊するのを防ぐためには、あらゆる補強金物を駆使して建物全体の強度を維持しないといけません。また、補強が偏っていると弱い部分に力が逃げてそちら側に倒れてしまうので、バランスよく補強することが重要となります。
「地震で家が倒れないか心配・・」という方は、耐震診断をするとお家の状態を確認することができるのでお勧めです。
やまなか工務店でも耐震新診断者が在籍していますので、ご検討されている方はお気軽にお声かけくださいね!(^^)!
次は壁下地設置の様子をご紹介しますね!
【泉大津市T様邸の現場ブログ】
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前回はこちら ➡ 泉大津市の内装工事着工で不用品を運び出し床組も全て解体しました!
つづきはこちら ➡ 泉大津市で天井と壁にクロスを貼るための下地を設置