洗面所の雨漏り跡改修や屋根の桟木・瓦葺きなどを行っています! 7/11 岸和田市土生町

岸和田市土生町 S様邸 屋根葺き替えとその他改修工事 8日目

洗面所の天井を張り替えます!

岸和田市土生町の屋根葺き替え工事で前日、縁側の床張替などを行いました。本日は、洗面所の雨漏り跡修理も兼ねた天井板張替えなどを行っています。

洗面所を改修する前にホコリが室外へ出ないように周りにシートを貼って養生しました。

洗面所の雨漏り跡

雨漏りを繰り返すうちに天井板が水分を含んでめくれ上がってきていました。雨漏りは確実に建物の木部を傷めます。

今回は、洗面所の天井板を全て張り替えることになりました。

雨が入った跡です!

洗面所の既存の天井板をめくると、小屋裏が見えます。すると、屋根の垂木や下地の野地板がぁ雨で濡れた跡がありました。

雨が伝って広範囲に広がり、先ほどの天井に出てきていました。

新しい天井板

今回は屋根の葺き替えを行い、雨水で濡れた野地板の上に新しい下地の構造用合板を張ったので、濡れた野地板の入替は行いません。

新しい天井板を張っています。

引っ掛け桟瓦葺き工法

本日は屋根の瓦葺きも行っています。

S様邸の屋根は引っ掛け桟瓦葺きという工法で瓦を葺きます。

引っ掛け桟瓦葺きとは、瓦の裏面に引っ掛け用の突起がついた瓦を、野地板に取り付けた横桟に引っ掛けて釘で留めつけることにより瓦がすべり落ちるのを防ぐ工法です。土を用いて屋根を葺く方法より屋根を軽量化できるので地震時の揺れが起こった時に重い屋根よりも有利になります。

桟木を固定しました!

瓦を引っ掛けて固定するための横桟木を下屋根の部分に設置しました。(緑色の桟木・防腐処理済です)この桟木に桟瓦を引っ掛けて、ステンレス釘で留めて瓦を葺きます。

瓦を搬入!

瓦を屋根の上に搬入しました。

これから瓦を葺く作業が始まります。

瓦を葺きます!

瓦を下から順に葺いていきます。上に上に瓦を留めた釘の部分が隠れるように重ね代をとりながら葺きます。 これまでの「土葺き工法」とは違い、土をほとんど使わずに済むので屋根が軽くなり、横桟木で瓦が下へズレるのを防いでくれるので、安心の工法です。 

谷樋周辺は土葺き

屋根の谷樋は板金を加工して設置します。

谷樋の両端の瓦は形状に合わせてカットして葺きますので、瓦を固定するための釘打ち用の穴がありません。ですので、この部分は土を使用して瓦を固定します。

瓦を加工して葺きます!

谷樋の周辺の瓦を加工しながら葺いている様子です。

谷樋の他にも棟瓦を積む時には葺き土を使用します。

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